海士
かいし
名詞
標準
seaman
文例 · 用例
海士も簑きる時雨かな、潮の※は浴びながら、夜露や厭う、ともの優しく、よろけた松に小綱を控え、女男の波の姿に拡げて、すらすらと乾した網を敷寝に、舳の口がすやすやと、見果てぬ夢の岩枕。
— 泉鏡花 『悪獣篇』 青空文庫
ある晩も、やっぱり蒼い灯の船に買われて、その船頭衆の言う事を肯かなかったので、こっちの船へ突返されると、艫の処に行火を跨いで、どぶろくを飲んでいた、私を送りの若い衆がな、玉代だけ損をしやはれ、此方衆の見る前で、この女を、海士にして慰もうと、月の良い晩でした。
— 泉鏡花 『歌行燈』 青空文庫
五百トンあり、三八名の囚人のほか、乗組員二六名、兵士一八名、船長一名、航海士が二名、医者一名、牧師一名、それから看守が四名いた。
— THE "GLORIA SCOTT" 『グローリア・スコット号』 青空文庫
あと看守ふたりと二等航海士のミリアもこっちのもんだし、奴はなる価値があると思えば船長になっただろうね。
— THE "GLORIA SCOTT" 『グローリア・スコット号』 青空文庫
看守ふたりはプレンダギャストの手先で、二等航海士は彼の右腕だった。
— THE "GLORIA SCOTT" 『グローリア・スコット号』 青空文庫
だから、船長と航海士二名、看守二名にマーティン中尉とその一八名の兵士、それと医者ひとりが対する敵のすべてだった。
— THE "GLORIA SCOTT" 『グローリア・スコット号』 青空文庫
戦いが終わると、もう我々の敵は看守と航海士、医者をのぞいてはただの一人もいなくなった。
— THE "GLORIA SCOTT" 『グローリア・スコット号』 青空文庫
まず看守二名は射殺されて海に放り出され、三等航海士も同じようにされた。
— THE "GLORIA SCOTT" 『グローリア・スコット号』 青空文庫