海員
かいいん
名詞
標準
sailor
文例 · 用例
『今度生れたら……』海員が唄ふ。
— 中原中也 『山羊の歌』 青空文庫
下級海員たちは、何か、背中の方に居るように感じた。
— 葉山嘉樹 『労働者の居ない船』 青空文庫
高級海員が六人と、水夫が二人と、火夫が一人残った。
— 葉山嘉樹 『労働者の居ない船』 青空文庫
私が夜会服に替えてサルーンに設けられた席に着くと、金モールの事務長の植民地通いの海員らしい頑丈な腕がさしのべられて関西|訛のある社交的なバスが、ようこそ、Yさん。
— 吉行エイスケ 『孟買挿話』 青空文庫
而して歐米の海員仲間では、此事を知らぬでもないが、如何にせん、此海賊團體の狡猾なる事は言語に絶えて、其來るや風の如く、其去るも亦た風の如く。
— 押川春浪 『海島冐檢奇譚 海底軍艦』 青空文庫
』とビール樽のやうな腹を突出して『いや、よしんば其が眞個の難破信號であつたにしろ、此樣平穩な海上で難破するやうな船は全く我等海員の仲間以外です、何も面倒な目を見て救助に赴く義務は無いのです。
— 押川春浪 『海島冐檢奇譚 海底軍艦』 青空文庫
もしそんな密接な関係が私になかったならば、彼は実に愉快な僚友であり、博識でおもしろく、これまで海上生活をした者としては、まことに立派なる海員の一人である。
— 北極星号の船長 医学生ジョン・マリスターレーの奇異なる日記よりの抜萃 『世界怪談名作集』 青空文庫
船長として彼の地位は、まったく海員としての彼の手腕と、その勇気や沈着などに対する名声とによっているのである。
— 北極星号の船長 医学生ジョン・マリスターレーの奇異なる日記よりの抜萃 『世界怪談名作集』 青空文庫