回視
かいし
名詞動詞-サ変
標準
looking back (at the past)
文例 · 用例
私は文部局の巡回視学官ですから、どうしても始終出張ばかりしてゐます。
— 宮沢賢治 『毒蛾』 青空文庫
大学校は、やっぱり大学校で、教授たちも、巡回視学官の私などが行ったからと云って、あんまり緊張をするでもなし、少し失敬ではありましたが、まあ私はがまんをしました。
— 宮沢賢治 『毒蛾』 青空文庫
「文部局の巡回視学官です。
— 宮沢賢治 『毒蛾』 青空文庫
三上にも、小倉にも、それは回視するに忍びないような、各の思い出を、その夜は焼きつけた。
— 葉山嘉樹 『海に生くる人々』 青空文庫
謂ゆる「様に由つて胡蘆を描く」ので、定めてその単調無味に倦怠を感じることであらうと想はれるが、彼等はさながら機械の針の動く如くに指を動かして、回視する所も私語する所もなく、寂然として全心を其事に集中してゐる。
— 附 満蒙の歌 『満蒙遊記』 青空文庫
折しも鴎の鳥のうち羽ぶきゆくあり、そが雪なす翅の巴絵を描くにみちびかれて、いまここより舞鶴城の残趾を回視むは最えがたき好機会なるべし。
— 蒲原有明 『松浦あがた』 青空文庫
スリップにつけたレースがまんかいしてスカートから臑のあたりに××××るのはあまり感心しないがどうしたものか。
— 吉行エイスケ 『新種族ノラ』 青空文庫
暫らくして彼は変に陰気な眼つきで健二の顔をうかゞいながら、「お上に手むかいしちゃ、却ってこっちの為になるまいことい。
— 黒島伝治 『豚群』 青空文庫
標準
looking around