至誠
しせい
名詞
標準
sincerity
文例 · 用例
「どうも日本人はだめだ」と口癖のように言っていた、その言葉の裏にもやはり酌んでも尽きない憂国の至誠が溢れていたのである。
— 寺田寅彦 『工学博士末広恭二君』 青空文庫
人の至誠は何人にも感動を与えずには置きません。
— 岡本かの子 『仏教人生読本』 青空文庫
俺はいつも至誠で行く。
— 平出修 『瘢痕』 青空文庫
行つて初めて俺の至誠を彼に滲み透らさせて見せる。
— 平出修 『瘢痕』 青空文庫
至誠は神を動かすとかうけたまはる。
— 岡本綺堂 『佐々木高綱』 青空文庫
巍至誠至心、直語して諱まず、尊厳を冒涜す、死を賜うも悔無し、願わくは大王今に於て再思したまえ。
— 幸田露伴 『運命』 青空文庫
この至真至誠なる朋友を得て、而して後、夜を徹するまで池をめぐるの味あるなり。
— 北村透谷 『人生に相渉るとは何の謂ぞ』 青空文庫
「演説はともかく、板垣という男の至誠には動かされたよ、この男の云う事なら間違うてもよい。
— 夢野久作 『近世快人伝』 青空文庫