施政
しせい
名詞頻度ランク #19026 · 青空 115 例
標準
government
文例 · 用例
内閣にしてもその閣僚の一人一人がいかに人間として立派な人がそろっていても、その施政方針がいかに理想的であっても、為政の手首が堅すぎては国運と民心の弦線は決して妙音を発するわけには行かないのではないか。
— 寺田寅彦 『「手首」の問題』 青空文庫
熱帯地にめずらしく冬は霜を見るというくらい涼しいバギオに避暑都市を開いて、兵舎を建築する計画の附帯事業として、ベンゲット道路の開鑿は、比島領有後の合衆国の施政に欠くことの出来ないものであった。
— 織田作之助 『わが町』 青空文庫
子路をして心からの快哉を叫ばしめるに充分な出来事ではあったが、この時以来、強国斉は、隣国の宰相としての孔子の存在に、あるいは孔子の施政の下に充実して行く魯の国力に、懼を抱き始めた。
— 中島敦 『弟子』 青空文庫
二人が点字で印刷した校友会雑誌を前において、同窓の友の噂をしたり、時には、政府の施政方針を、議論しあったりしているところを、外から聞けば、話してが、こんな不具者同士であるとは思われないほど快活で、元気だった。
— 平林初之輔 『二人の盲人』 青空文庫
例えば、政府の施政が気に喰わなんだり、親達の干渉をうるさがったり、無暗に自由々々と絶叫したり――まあすべての調子がこんな風であったから、無論官立の学校も虫が好かん。
— 二葉亭四迷 『予が半生の懺悔』 青空文庫
安重根 伊藤統監の施政方針はどうしても破壊しなければならない。
— ――十四の場面―― 『安重根』 青空文庫
これは日本のどのような施政の方針変化を示す事実なのだろうか。
— 宮本百合子 『女性の歴史の七十四年』 青空文庫
あまり暴圧的な少数者の施政と政策との犠牲となってきているものだから、おじけづく癖がついてしまっている。
— 宮本百合子 『政治と作家の現実』 青空文庫