市勢
しせい
名詞
標準
city conditions
文例 · 用例
それにしてもその独逸人が、どんな方法で、地獄の市勢調査をやつたかは、その女房すら知らなかつたといふ事だ。
— 大正六(一九一七)年 『茶話』 青空文庫
第二回には三角点測量標を建設せんものをと測夫 鳥取県東白郡市勢村 木山竹吉(三六)人夫 中新川郡大岩村 岩木鶴次郎(二四)その他を率いたが、二等三角点を設けんとせしも、名にし負う嶮山とて機械及材料を運上ぐる事能わず、止むを得ず四等三角点を建設する事とした。
— 柴崎芳太郎 『越中劍岳先登記』 青空文庫
しかしせいぜい骨折って「物の中心の隠れた心核を見るためのかなたよりの光」を伝え、物の最初の胚芽たる元子について物語ろうというのである。
— 寺田寅彦 『ルクレチウスと科学』 青空文庫
そのうちに蜘蛛が腐敗して溶けて雨に流れてしまひましたので、なめくぢも少しせいせいしながら誰か早く来るといゝと思ってせっかく待ってゐた。
— 宮沢賢治 『洞熊学校を卒業した三人』 青空文庫
そのうちに蜘蛛は腐敗して雨で流れてしまいましたので、なめくじも少しせいせいしました。
— 宮沢賢治 『蜘蛛となめくじと狸』 青空文庫
どうかすると、課業にうんで、かすかなといきをもらしながら、すこししせいをくずすが、またすぐ、熱心に先生の方をながめるのであった。
— 新美南吉 『嘘』 青空文庫
春吉君は、がたっとこしかけをうしろへのけ、直立不動のしせいをとり、読本を持った手を、思いきり顔から遠くへはなした。
— 新美南吉 『屁』 青空文庫
」と、七兵衛は少しせいた。
— 岡本綺堂 『鼠』 青空文庫