姿勢
しせい
名詞頻度ランク #1627 · 青空 2229 例
標準
posture
文例 · 用例
そのまちには、よく似た路地が蜘蛛の巣のように四通八達していて、路地の両側の家々の、一尺に二尺くらいの小窓小窓でわかい女の顔が花やかに笑っているのであって、このまちへ一歩踏みこむと肩の重みがすっと抜け、ひとはおのれの一切の姿勢を忘却し、逃げ了せた罪人のように美しく落ちつきはらって一夜をすごす。
— 太宰治 『ダス・ゲマイネ』 青空文庫
しかしそれでゐて何か或る頑丈な逞しい姿勢の影に、微かな虫声に似た優しいセンチメントを感じさせる。
— 俳人としての芥川龍之介と室生犀星 『小説家の俳句』 青空文庫
今にも大野原の上を、自由に飛翔しようとする大鳥が羽翼を収めて、暫く休息している姿勢を、富士は取っている。
— 小島烏水 『不尽の高根』 青空文庫
隣りには黒い洋服をきちんと着たせいの高い青年が一ぱいに風に吹かれてゐるけやきの木のやうな姿勢で、男の子の手をしっかりひいて立ってゐました。
— 宮沢賢治 『銀河鉄道の夜』 青空文庫
こどもはすっかりさっきの通りの姿勢ですやすやと睡ってゐます。
— 宮澤賢治 『氷と後光』 青空文庫
同んなじ姿勢でばかり居たんだから。
— 宮澤賢治 『氷と後光』 青空文庫
」その人は、あわてたのをごまかすように、わざとゆっくり、川をわたって、それから、アルプスの探険みたいな姿勢をとりながら、青い粘土と赤砂利の崖をななめにのぼって、せなかにしょった長いものをぴかぴかさせながら、上の豆畠へはいってしまった。
— 宮沢賢治 『さいかち淵』 青空文庫
視覚に関する自然形式としての表現とは、姿勢、身振その他を含めた広義の表情と、その表情の支持者たる基体とを指していうのである。
— 九鬼周造 『「いき」の構造』 青空文庫
標準
attitude
ウィキペディア
姿勢(しせい)とは、体の構え方。もしくは心構えのことである。
出典: 姿勢 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0