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雌性

しせい
形容動詞名詞
1
標準
female
文例 · 用例
その花には雄性と雌性とがあって、株を異にしている。
牧野富太郎 植物記 青空文庫
薹が成長して花が済むとその雄性のものは凋衰して枯れるが、これに反して雌性のものはその後、茎が高く伸び白い冠毛のある実を結び、風に従いて遠近の地に飛散しそこに仔苗が生ずる。
牧野富太郎 植物記 青空文庫
自分の所有でない雌性に対しては決して乱暴をしない事。
国枝史郎 沙漠の古都 青空文庫
しかしせいぜい骨折って「物の中心の隠れた心核を見るためのかなたよりの光」を伝え、物の最初の胚芽たる元子について物語ろうというのである。
寺田寅彦 ルクレチウスと科学 青空文庫
そのうちに蜘蛛が腐敗して溶けて雨に流れてしまひましたので、なめくぢも少しせいせいしながら誰か早く来るといゝと思ってせっかく待ってゐた。
宮沢賢治 洞熊学校を卒業した三人 青空文庫
そのうちに蜘蛛は腐敗して雨で流れてしまいましたので、なめくじも少しせいせいしました。
宮沢賢治 蜘蛛となめくじと狸 青空文庫
どうかすると、課業にうんで、かすかなといきをもらしながら、すこししせいをくずすが、またすぐ、熱心に先生の方をながめるのであった。
新美南吉 青空文庫
春吉君は、がたっとこしかけをうしろへのけ、直立不動のしせいをとり、読本を持った手を、思いきり顔から遠くへはなした。
新美南吉 青空文庫