詩意
しい
名詞頻度ランク #3007 · 青空 6 例
標準
poetic sentiment
文例 · 用例
詩意として書き付けてある文章は、中学生の答案としても恐らく落第点であらう。
— 河上肇 『閑人詩話』 青空文庫
此の詩意を以て心とすれば、読書ほど楽しいものは無いとも謂へる。
— 市島春城 『読書八境』 青空文庫
その誰も見えない窓の向うには、實は、一人の女が慰みやうもなく忍びやかに泣いてゐるのだ、――と云つた詩意らしいが、この自分の解釋には自信はない。
— 堀辰雄 『詩集「窓」』 青空文庫
冬の野原を夏の風が行くに煙が去つた情熱の火が突進するブツカルものもなく――だから不可ない昔からあつたものだのに今新たに起つたものだそれを如何して呉れるい横から眺めてゐるな誰の罪でもない必要ぢやない欲しいだけだ
— 中原中也 『情慾』 青空文庫
だつて君そこに浮気があります浮気は悲しい音楽をヒヨツと忘れさせること度々です空 空 空やつぱり壁は土で造つたものでした。
— 中原中也 『不可入性』 青空文庫
――額をみ給へ――一度は神も客観してやりました――不合理にも存在価値はありませうよだが不合理は僕につらい――こんなに先端に速度のある自棄 々々 々々下駄の歯は僕の重力を何といつて土に訴へます「空は興味だが役に立たないことが淋しい――精神の除外例にも物理現象に変化ない」ガラスを舐めて蠅を気にかけぬ
— 中原中也 『(古る摺れた)』 青空文庫
街の片側は翳り、片側は日射しをうけて、あつたかいけざやかにもわびしい秋の午前です。
— 中原中也 『死別の翌日』 青空文庫
それはもう、疲れしぼみ、悔とさびしい微笑としか持つてはをらぬけれど、それは此の世の親しみのかずかずが、縺れ合ひ、香となつて籠る壺なんだ。
— 中原中也 『疲れやつれた美しい顔』 青空文庫
作例 · 標準
夕暮れ時の静かな湖畔を散策していると、どこからか詩意が湧き上がってくるのを感じる。
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その画家の描く風景画には、単なる写実を超えた深い詩意が漂っており、見る者を惹きつける。
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旅先で出会った素朴な人々との会話の中に、何とも言えない詩意を感じてノートに書き留めた。
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