旨意
しい
名詞頻度ランク #3007 · 青空 11 例
標準
intent
文例 · 用例
しかし吾人は實際其の旨意が甚だ高遠であることを感ずるが、それと同時に、漠として着手の處を見出し難いものに遭遇することが少く無い。
— 幸田露伴 『努力論』 青空文庫
人この裏に立ちて寥々冥々たる四望の間に、争か那の世間あり、社会あり、都あり、町あることを想得べき、九重の天、八際の地、始めて混沌の境を出でたりといへども、万物|未だ尽く化生せず、風は試に吹き、星は新に輝ける一大荒原の、何等の旨意も、秩序も、趣味も無くて、唯濫に※く横はれるに過ぎざる哉。
— 尾崎紅葉 『金色夜叉』 青空文庫
「キング、リヤア」の悲劇は馬琴の作に似て勸懲の旨意いと著く見えたれども、作者みづからが評論の詞、絶えて篇中になきゆゑ、見るものゝ理想次第にて強ち勸懲の作と見做すを要せず、別に解釋を加ふること自在なり。
— 森鴎外 『柵草紙の山房論文』 青空文庫
さすがに知識を世界に求むるという御旨意の発表された際であっただけに、外国の思想を危険なりなどという者なく、上下共にこれを歓迎し、旧来の陋習を打破するに更に躊躇しなかった、その頃盛に行われた標語は自由民権であった。
— 新渡戸稲造 『デモクラシーの要素』 青空文庫
其旨意と云ふものは善を勸め惡を誡めると云ふのである。
— 福澤諭吉 『明治三十一年三月十二日三田演説會に於ける演説』 青空文庫
して見ると其古學の旨意は如何にも美なものである、だが茲に氣の毒な事には腐敗し易いと云ふ性質がある。
— 福澤諭吉 『明治三十一年三月十二日三田演説會に於ける演説』 青空文庫
今の古學流に就て私なぞの不平を唱ふると云ふのは其古學の大旨意ではなく、其腐敗し易いと云ふ其働きを云ふのである。
— 福澤諭吉 『明治三十一年三月十二日三田演説會に於ける演説』 青空文庫
加平を通じて三十人|扶持を賜わること、なお家を建ててやるようにという旨意が伝えられた。
— 山本周五郎 『おれの女房』 青空文庫
作例 · 標準
勅命を下された使者は、天皇の旨意を正確に伝えるべく、緊張した面持ちで地方へと向かった。
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その布告文には、領民の生活を安定させたいという領主の深い旨意が込められていた。
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経典の奥底にある旨意を理解するために、彼は十数年もの歳月をかけて修行に励んだ。
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