詩的
してき
形容動詞頻度ランク #23397 · 青空 892 例
標準
poetic
文例 · 用例
宗教に入つて、尠くも朝と夕方に、帰依する気持があれば、謙譲は持続しやすく、さうであれば、詩的恍惚もミツチリと感じられ、漸次に味の深いものが、生れるやうになる筈だと思つた。
— 中原中也 『詩壇への抱負』 青空文庫
もちろん彼の意味する詩は、形式上の詩――抒情詩や敍事詩の韻文學――でなく、一般文學の本質感たるべき詩、即ち「詩的情操」を指してゐるのだ。
— 萩原朔太郎 『芥川龍之介の死』 青空文庫
芥川君のあの論文、及び最近における彼の多くの感想をよんだ人は、いかに彼が純粹な詩の憧憬者であり、ただ詩的なものの中にのみ、眞の意味の文學があり得ることを、必死に力説してゐるかを知るだらう。
— 萩原朔太郎 『芥川龍之介の死』 青空文庫
しかし最近の如く、彼が詩に深い接觸をもち、詩的の實精神に憧憬し、殆んどそれによつて文藝觀の本質に突き入らんとするが如きは、恐らくかつて見なかつた所だらう。
— 萩原朔太郎 『芥川龍之介の死』 青空文庫
それは時に、最も氣の利いた詩的の表現、詩的の構想をもつてゐる。
— 萩原朔太郎 『芥川龍之介の死』 青空文庫
それ故に藤村氏の文學は、彼が詩を書かなくなつてからも、そのすべての小説作品を通じて、旺盛な詩的情熱で一貫して居る。
— 宿命生涯を貫く 『永遠の詩人』 青空文庫
尤も、此の浸入が不可ないといふのではない、勿論裨益もするのだが、短歌や俳句が我が詩心界を代表する如くに一本立ちに、詩は猶それを代表することは出来なく、而も時勢は既に詩歌として短歌・俳句だけでは間に合はない詩的要求の萠芽を見てゐると云ひたいのである。
— 中原中也 『詩と其の伝統』 青空文庫
それで、今仮に詩的性情を持つ一青年があつたとして、かの成巧せる実業家、成巧せる政治家が、子供や孫、一族郎党でもゐなかつたとしたら、どんなに退屈するものであるかは、一寸理解され難いのである。
— 中原中也 『詩と其の伝統』 青空文庫
作例 · 標準
彼女が書く文章は、まるで風景が目に浮かぶような詩的な表現に満ちている。
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夕暮れ時の海岸で、寄せては返す波の音を聞きながら詩的な気分に浸った。
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散文的な説明よりも、詩的な比喩の方が真理を突いていることがある。
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