快気
かいき
名詞動詞-サ変動詞-自動詞
標準
recovery
文例 · 用例
今朝はちと快気なるに、警察を尋ねて見ばやと、宿を出づれば後より一人|跟け来る男あり。
— 泉鏡花 『活人形』 青空文庫
男は愉快気に重ねて、「ああ、いい酒だ、サルチルサンで甘え瓶づめとは訳が違う。
— 幸田露伴 『貧乏』 青空文庫
若い男で、ひげのないすべすべした顔、細長い鼻、どこか胡桃割り人形のような口、彼は愉快気に反り返って意気揚々と歩いており、他の者よりもぬきんでて背が高かった。
— THE "GLORIA SCOTT" 『グローリア・スコット号』 青空文庫
ここ暫くを通り越して、さて曙光を見た処で、初めて薬が利くので、それから漸次快気に向うわけであって、今日の処は、拙者はそのしのぎをつけている。
— 東雲師逝去のこと 『幕末維新懐古談』 青空文庫
再び、誰と会つて愉快気な雑談をとり交してゐても稍ともすればふつと面を隠したくなるやうな――。
— 牧野信一 『籔のほとり』 青空文庫
」母はさう云つて、見るからに不快気な、棄鉢な格構をした。
— 牧野信一 『父の百ヶ日前後』 青空文庫
悴杏春儀は其節病気に付、快気次第と被仰付候。
— 森鴎外 『伊沢蘭軒』 青空文庫
「悴杏春儀は其節病気に付快気次第と被仰付候。
— 森鴎外 『伊沢蘭軒』 青空文庫