皆既
かいき
名詞頻度ランク #35569 · 青空 19 例
標準
total eclipse
文例 · 用例
月蝕皆既萩原朔太郎みなそこに魚の哀傷、われに涙のいちじるく、きみはきみとて、ましろき乳房をぬらさむとする。
— 萩原朔太郎 『月蝕皆既』 青空文庫
一八九八年の初めにインドのプーナー(Poonah)で皆既日蝕が見られるというので思い立って十月末にコロンボ行の船に乗って出掛けた。
— 寺田寅彦 『レーリー卿(Lord Rayleigh)』 青空文庫
(日蝕があるからそれを見にまた出懸ける、東洋じゃほとんど皆既蝕だ。
— 泉鏡花 『婦系図』 青空文庫
さらぬだにその年は九分九厘、ほとんど皆既蝕と云うのであった。
— 泉鏡花 『婦系図』 青空文庫
彼は若いときから非常な熱心をもって天文学を勉強していたが、あるとき日食皆既に遭って深い印象を受けたために更に熱心の度を加えるようになった。
— スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 『宇宙の始まり』 青空文庫
余語、木村、服部、石田、皆既出の人物である。
— 森鴎外 『伊沢蘭軒』 青空文庫
だが、皆既食に入ったからといって、月がまったく見えなくなってしまうわけではない。
— 富田倫生 『パソコン創世記』 青空文庫
その時、丁度、珍らしくも、皆既食が、はじまったのでした。
— 小川未明 『果物の幻想』 青空文庫