会規
かいき
名詞
標準
society by-laws
文例 · 用例
だが、巻頭の辞から広告社告の末まで一字も余さず読んで行く中に、硯友社の社則がその頃の青年の集会の会規と何処かに共通点があるのを発見して、朧ろ気ながらも割合に若い人たちの集団であると気が付いて、どうしてこんな巧い事をいえるだろうと益々感服した。
— ――尾崎紅葉―― 『硯友社の勃興と道程』 青空文庫
奴隷制度が、制度として社会規約から除かれた事丈で、万事が無かった時の状態に属せるものだとしたら、人間の心は単純である。
— 宮本百合子 『概念と心其もの』 青空文庫
」 然し、一分間に六回と云う、山岳会規程の危険信号を、二人は血声をしぼってくりかえしている。
— 辻村伊助 『スウィス日記』 青空文庫
会規は一々こゝで挙げる必要もあるまい。
— 岸田國士 『劇場と作者』 青空文庫
彼れは響に応じて来れる書生に、婦人同情会規則を持参す可きを命ぜり。
— 鳥谷部春汀 『明治人物月旦(抄)』 青空文庫
さすがに満寿子さんや珠子さんのところへは行かなかったらしいが、あたしを馬鹿だと思ったのか、ある日、入会の勧誘にきて、大きな活字でJBDMと刷った入会規則を突きつけた。
— 久生十蘭 『だいこん』 青空文庫
なる程道徳的観念が思想一般に一定の作用をし始めたのは、恐らくギリシア都市国家の成立とその社会秩序・社会規範の成立とに前後する古い時代であり、特にギリシア哲学の発生と時期を同じくするらしい。
— 戸坂潤 『道徳の観念』 青空文庫
かくて道徳とは、要するに社会に於ける制度と夫が社会人の意識に課する処の社会規範とになる。
— 戸坂潤 『道徳の観念』 青空文庫