快癒
かいゆ
名詞動詞-サ変動詞-自動詞
標準
recovery
文例 · 用例
生命もどうかと気遣われたが幸いに快癒したので今度は Rev. G. T. Warner の学校に入ってそこで四年間の修業をした。
— 寺田寅彦 『レーリー卿(Lord Rayleigh)』 青空文庫
巡査は拠ろなく手を束ねて、其の快癒に向うのを待つ中に、四五日は徒爾に過ぎた。
— 岡本綺堂 『飛騨の怪談』 青空文庫
ヒルトン・キュービット夫人については、その後、快癒の知らせを受け取ったものの、再婚もせず、余生を救貧事業と亡き夫の遺産管理に捧げていると聞くのみである。
— THE ADVENTURE OF THE DANCING MEN 『踊る人形』 青空文庫
貴婦人の病気は、それで、快癒。
— 泉鏡花 『星女郎』 青空文庫
今朝戴いたお端書ですと、召し上がるものも追々おいしくなつて来たとの由ですから、もう油断さへ為さらなければほどなく御快癒になれますわね。
— 牧野信一 『〔婦人手紙範例文〕』 青空文庫
入口を入るまでは、私は万福が快癒し、元気に遊んでゐる姿を見て、私自身も一緒に喜べるだらう、都合によつたら、感謝の辞まで「せしめる」ことが出来るかも知れない、きつとさうだ。
— 葉山嘉樹 『万福追想』 青空文庫
彼は、その母の手紙を見た途端に年来の持病は一切快癒したやうだつた。
— 牧野信一 『好色夢』 青空文庫
これ等の地の気の湿潤・乾燥などということは、望気術の気のように目に触れるものではないが確かに人に対して作用するもので、その湿気が水辺に親しむ釣客をしてリューマチに悩み勝なことは外国の釣書にも明記され、乾気の強い土地が或る病者に快癒を与えることなどは実験者によって強調されているところである。
— 幸田露伴 『努力論(現代訳)』 青空文庫
作例 · 標準
長期療養のため活動を休止していた主演俳優が、病状が快癒したとして来月の記者会見をもって正式に芸能界へ復帰することを発表した。
不慮の事故による大怪我から驚異的なスピードで快癒を遂げた彼は、リハビリを経て再びプロ野球のマウンドに立つという奇跡を成し遂げた。
「恩師の御快癒を心よりお慶び申し上げます」という言葉と共に、門下生一同から退院祝いの胡蝶蘭が病室へと届けられた。
術後の経過を観察していた担当医から「完全に快癒しました」との診断を受け、半年間に及ぶ厳しい食事制限からようやく解放された。