発病
はつびょう
名詞動詞-サ変動詞-自動詞頻度ランク #14672 · 青空 294 例
標準
onset of an illness
文例 · 用例
遠慮か負惜しみか判りませんけれども、母は私が発病直後、身体を動かしては悪いというまゝに、急|拵えの襁褓を作っておしもの世話をしようと布団の裾へ手をかけますと、いくらか朦朧とした意識にもそれを感じて、痺れたような手で布団を叩き、「しっ、しっ」 と、猫を追うようにわたくしを追うのでした。
— 岡本かの子 『生々流転』 青空文庫
京子は発病当時暫く居た脳病院の記憶が非常に嫌なものであるらしい。
— ――二つの連作―― 『春』 青空文庫
終りに、此の集の中に時局の歌が少いのは、恰も発病が北支事変と同じ頃に当つて作歌の機を逸したのである。
— 北原白秋 『黒檜』 青空文庫
発病以来七年目、私が十二の年であった。
— 夢野久作 『父杉山茂丸を語る』 青空文庫
よしんば外部からの故障がなくとも、対局者の発病といふこともある。
— 織田作之助 『聴雨』 青空文庫
私は常々から、患者の日常行動をそれとなく注意していて、その行動によって病状を診断鑑定し、或る一つの仮説を立て発病の原因を探り、それからその仮説に基いて療法を研究するのであるが、彼の場合は、その発病の原因徴候が極めて濃厚に露出していた。
— 佐左木俊郎 『三稜鏡』 青空文庫
併し、私には、それで、患者の発病の原因が、朧気ながらわかって来て、患者は、外科の医学生か、或いは大学を出たばかりの外科医者で、笠松と云う医者の助手をしていたのに相違なかった。
— 佐左木俊郎 『三稜鏡』 青空文庫
発病と同時に、田舎の方へ保養にいっている西谷にだけは知らせようかとも思ったが、何しろあまりに急激に来たので、そんなことをしている間もなかった。
— 佐左木俊郎 『三稜鏡』 青空文庫
作例 · 標準
急な発病により、彼は数日間入院することになった。
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この病気は発病初期の発見が重要だと言われている。
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まさか私がこの病気を発病するなんて、信じられない。
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