怪奇
かいき
形容動詞名詞頻度ランク #17867 · 青空 760 例
標準
bizarre
文例 · 用例
彼は興味本位の立場から色々な怪奇をも説いてはいるが、腹の中では当時行われていた各種の迷信を笑っていたのではないかと思われる節もところどころに見える。
— 寺田寅彦 『西鶴と科学』 青空文庫
ハインリヒ・クライの怪奇画からは文明の背後に隠れた災厄の悪魔の呼吸を感じさせられる。
— 寺田寅彦 『漫画と科学』 青空文庫
それで帝展の彫刻から受取るものの総和はむしろやはり一種の怪奇の感だけである。
— 寺田寅彦 『帝展を見ざるの記』 青空文庫
室生を知つてゐる人は、だれでも皆彼を賞めるが、よく知らない人や、一度か二度位しか逢つたことのない人は、たいてい變な顏をして、一種の怪奇な人物のやうに彼の噂をする。
— 萩原朔太郎 『室生犀星の印象』 青空文庫
その瞬間幽霊のように扉を排して、一人の日本人の旅人が、この東洋風の祭壇のように怪奇な部屋に這入ると、扉に背をもたせて、彼の眼前に小さくうずくまった花子を凝視した。
— 吉行エイスケ 『バルザックの寝巻姿』 青空文庫
カバレット・トアズンドルの舞台では、ターバンを巻いた印度人が、細腰のヒンズー女を抱いて、宗教的な怪奇な踊りを舞っていました。
— 吉行エイスケ 『バルザックの寝巻姿』 青空文庫
4 アラビア丸――怪奇な青色の女、デッキ・ゴルフ、七色の弾丸のような意志が接触する。
— Love on Drought 『恋の一杯売』 青空文庫
妾達の祖先が献身的であったころ、アルチバセフの快楽主義にさえ身顫いしたロシア婦人は欧羅巴スタイルの淫事も、寝床で踊る未来派の怪奇も、断髪にする苦痛さえもなし、公爵婦人の名誉さえ瞬間に地に葬ったのです。
— Love on Drought 『恋の一杯売』 青空文庫
標準
grotesque