奇異
きい
形容動詞名詞-の形容詞名詞頻度ランク #24686 · 青空 792 例
標準
odd
文例 · 用例
どうせ短い人間一生の前には、その日まで全然見も知らずにゐた西欧二千年の文献の、余りに奇異にも尨大であつたことは当然である。
— 中原中也 『よもやまの話』 青空文庫
物語を創作するといふまことに奇異なる術を體得してゐる男なのだ。
— 太宰治 『お伽草紙』 青空文庫
もう少し複雑な場合でも、全く偶然な暗合で特殊な事件が続発して、プロバビリティの方則を知らない世人に奇異の念を起させたり、超自然的な因果を想わせる例はいくらでもある。
— 寺田寅彦 『厄年と etc.』 青空文庫
私が彼の發議に反對するとき、いつも吃驚したやうに――有り得べからざることが起つたやうに――奇異の顏付をしてぼうとしてゐる。
— 萩原朔太郎 『田端に居た頃』 青空文庫
恐らくはどのやうな言葉の説明を以てしても、この奇異な感情を表現することは出来ないであらう。
— 萩原朔太郎 『月に吠える』 青空文庫
そして橋の歩道にさしかかつた時分には、彼の全身には奇異な、硬直した靜けささへ見られました。
— ライネル・マリア・リルケ Rainer Maria Rilke 『巴里の手紙』 青空文庫
どうして私がそんな奇異なことを思ったか、それを私は今ここでお話しようと思っています。
— ――或はKの溺死 『Kの昇天』 青空文庫
そのうちに私はだんだん奇異の念を起こしてゆきました。
— ――或はKの溺死 『Kの昇天』 青空文庫
作例 · 標準
誰もいないはずの部屋から、奇異な物音が聞こえてきた。
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彼女のファッションセンスはいつも少し奇異に映る。
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その話を聞いて、私は奇異な感情を抱いた。
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彼の突然の行動は、周囲の人間には奇異に感じられた。
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