悔悟
かいご
名詞動詞-サ変動詞-他動詞動詞-自動詞
標準
remorse
文例 · 用例
しかしながらまた目の前の母が、悔悟の念に攻められ、自ら大罪を犯したと信じて嘆いている愍然さを見ると、僕はどうしても今は民子を泣いては居られない。
— 伊藤左千夫 『野菊の墓』 青空文庫
こっちは悔悟して、坊主にでもなろうと云うんだ。
— 泉鏡花 『日本橋』 青空文庫
大へん悔悟したような顔はしていましたが何だかどこか噴き出したいのを堪えていたようにも見えました。
— 宮沢賢治 『ビジテリアン大祭』 青空文庫
しょんぼり壇に登って来て「悔悟します。
— 宮沢賢治 『ビジテリアン大祭』 青空文庫
速にこれを悔悟して従順なる神の僕となれ。
— 宮沢賢治 『ビジテリアン大祭』 青空文庫
それで、亞尼は、いよ/\弦月丸が沈沒したと聞いた時、身も世にあられず、私共に濟まぬといふ一念と、其息子の悔悟とを祈るが爲に、浮世の外の尼寺に身を隱したのです。
— 押川春浪 『海島冐檢奇譚 海底軍艦』 青空文庫
とのさまがえるはホロホロ悔悟のなみだをこぼして、「ああ、みなさん、私がわるかったのです。
— 宮沢賢治 『カイロ団長』 青空文庫
外部より刺戟を与えて、内心の悔悟をうながせしお丹は時分を見計いて、老婦人の前に出で相対して座を占めぬ。
— 泉鏡花 『貧民倶楽部』 青空文庫