自責
じせき
名詞動詞-サ変動詞-自動詞頻度ランク #34288 · 青空 307 例
標準
self-condemnation
文例 · 用例
然しこつちは寧ろウソが明白にされたので過去三ヶ年半の可なり辛い自責感を去る。
— 中原中也 『我が詩観』 青空文庫
そこで野口氏が之れに不平し、最後に「萩原君の見る所にも不服である」といふ意味を述べられた時私は先輩に對する愛と自責で、自ら激動した感情を押へることが出來なくなつた。
— 萩原朔太郎 『中央亭騷動事件(實録)』 青空文庫
行為に対しての自責では無かった。
— 太宰治 『八十八夜』 青空文庫
そうして跡にのこるものは、頭痛と発熱と、ああ莫迦なことを言ったという自責。
— 太宰治 『玩具』 青空文庫
それが生徒に腹を立ててどなりつけるのではなくて、いったいどうして生徒がそういう不都合をあえてするかということに関する反省と自責を基調とする合理的な訓戒であったのだから、元来始めから悪いにきまっている生徒らは、針でさされた風船玉のように小さくなってしまった。
— 寺田寅彦 『田丸先生の追憶』 青空文庫
ある時は、その殺したという罪で、自責の念にかられ、ある時はそのことを昂然と口にすることで少年らしい虚栄心を満足させて来た――いわば、今日一日とにもかくにも豹吉の心を支配して来たその男――死んだ筈のその男が、豹吉の眼の前に坐っているのだ。
— 織田作之助 『夜光虫』 青空文庫
ピューリタンの血を、デカダンスの血で汚してはならないという自責と、ピューリタンだとすれば、案外固くて、うかつに口説けないという打算だった。
— 織田作之助 『夜の構図』 青空文庫
こんな時、信吉はおろおろと、自責の念に足をすくわれて、落ちつかない。
— 織田作之助 『夜の構図』 青空文庫