解語
かいご
名詞
標準
comprehension (of a word)
文例 · 用例
」「解語新花奪酔魂。
— 森鴎外 『伊沢蘭軒』 青空文庫
そして綾錦羅綺の中に、解語の第一人がある」。
— その七 ――放翁詩話三十章―― 『放翁鑑賞』 青空文庫
「先刻も云ったとおり、その解語と云うのが、階段の両裾にあった二基の中世甲冑武者なんです。
— 小栗虫太郎 『黒死館殺人事件』 青空文庫
そして、それぞれの小節から、そこに潜んでいる解語の暗示を、探り出そうとしたのだった。
— 小栗虫太郎 『黒死館殺人事件』 青空文庫
つまり、その筆法で、傾斜体文字の何処か一個所を変えて行くのですよ」 と法水は、傾斜体文字の下に、すらすらその解語を書き添えて行った。
— 小栗虫太郎 『オフェリヤ殺し』 青空文庫
解語花ともたとえられる、手入らずの処女お滝、――言いようもなく可愛らしく清純で、岩太郎にうずくほどの食欲を感じさせる娘が、不思議に手をさし伸べる度毎に祟りをなして、好きものの岩太郎にとって、永久に禁厭であるらしい存在だったことです。
— 春宵 『銭形平次捕物控』 青空文庫
若江戸にいださば朱門に解語の花を開、あるひは又|青楼に揺泉樹の栄をなし、此|隣国出羽に生れたる小野の小町が如く美人の名をもなすべきに、此美人を此|僻地に出すは天公事を解さゞるに似たりと独歎息しつゝ言んとししに、娘は去来とてふたゝび柴籠をせおひうちつれて立さりけり。
— 鈴木牧之編撰 『北越雪譜』 青空文庫
わたしの念日様が嘘を言う気づかいござりませぬゆえ、本当のことに相違ござりませぬ」「売僧めッ、よくも化かしおッたなッ。
— 身延に現れた退屈男 『旗本退屈男 第六話』 青空文庫