改悟
かいご
名詞動詞-サ変
標準
reform
文例 · 用例
しかしそれには証拠がない、強て敵に内通をしたとは謂わん、が、既に国民の国民たる精神の無い奴を、そのままにして見遁がしては、我軍の元気の消長に関するから、きっと改悟の点を認むるか、さもなくば相当の制裁を加えなければならん。
— 泉鏡花 『海城発電』 青空文庫
しかしそれには証拠がない、強て敵に内通をしたとはいはん、が、既に国民の国民たる精神のない奴を、そのままにして見遁がしては、我軍の元気の消長に関するから、屹と改悟の点を認むるか、さもなくば相当の制裁を加へなければならん。
— 泉鏡花 『海城発電』 青空文庫
――私は侮辱されたが、反省して、改悟の念をより深く深めることが出来た、これは動いて動かない心の一端を実現したのである、転一歩であり、そして進一歩だ。
— 種田山頭火 『其中日記』 青空文庫
しだいしだいに呼吸がおとろえて、あけがた、うすあかりが東にほのめくころ、この改悟の義人は、十五少年とケートとインバスにまもられて、その光ある最後の息をひきとった。
— 佐藤紅緑 『少年連盟』 青空文庫
私は当時、その速かなる箒庵氏の改悟を見て、意外にも美しき態度とした。
— 北大路魯山人 『高橋箒庵氏の書道観』 青空文庫
もし陛下の御身近く忠義|※骨の臣があって、陛下の赤子に差異はない、なにとぞ二十四名の者ども、罪の浅きも深きも一同に御宥し下されて、反省改悟の機会を御与え下されかしと、身を以て懇願する者があったならば、陛下も御頷きになって、我らは十二名の革命家の墓を建てずに済んだであろう。
— 徳冨蘆花 『謀叛論(草稿)』 青空文庫
けれど私は、孫兵衛の永い間の苦痛よりも、その悩みを子に与えて、かれを改悟させようとした、イサベラ様の臨終のお心持を、お察し申さずにおられませぬ。
— 鳴門の巻 『鳴門秘帖』 青空文庫
わたしの念日様が嘘を言う気づかいござりませぬゆえ、本当のことに相違ござりませぬ」「売僧めッ、よくも化かしおッたなッ。
— 身延に現れた退屈男 『旗本退屈男 第六話』 青空文庫