悔恨
かいこん
名詞動詞-サ変名詞-の形容詞
標準
regret
文例 · 用例
「僕の過去の悔恨は、友人が惡かつたことだ。
— 萩原朔太郎 『芥川君との交際について』 青空文庫
同時に彼自身にも分らぬ悔恨に似た情が、ギクリと頭蓋骨を震はせた。
— 中原中也 『校長』 青空文庫
さらでだに寂しい悔恨の人生である。
— 萩原朔太郎 『郷愁の詩人 与謝蕪村』 青空文庫
それが血のように赤く鮮明に印象されることは、心の傷いた空虚の影に、悔恨の痛みを抱きながらも、悲壮な敗北の意気を感じさせずにいなかったろう。
— 萩原朔太郎 『郷愁の詩人 与謝蕪村』 青空文庫
今日の思惟するものを斷絶して百|度もなほ昨日の悔恨を新たにせん。
— 萩原朔太郎 『氷島』 青空文庫
年年歳歳、我れは昨日の悔恨を繰返して、しかも自ら悔恨せず。
— 萩原朔太郎 『氷島』 青空文庫
いかんぞ一切を彈劾するも、昨日の悔恨を悔恨せん。
— 萩原朔太郎 『氷島』 青空文庫
小生、このごろボオドレエルを讀み返し、反省悔恨の強烈を學びつつあります」といふ言葉だつたので、私も之以上、愚圖愚圖してゐるのは、かへつて厭味な卑下だと思ひ、叔母を訪ねることにしました。
— 太宰治 『このごろ』 青空文庫