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懐抱

かいほう異読 かいぼう
名詞動詞-サ変動詞-他動詞
1
標準
bearing in mind (a thought, feeling, etc.)
文例 · 用例
この訓戒はこの学者の平生懐抱するような人生哲学からすればきわめて当然な訓戒として受け取られるのであるが、これとは少しちがった種類の哲学の持ち主であるところの他の学者に言わせると、それと反対に「映画でも見ないと頭がかたくなっていけないから時々見るほうがいい」とも言われうるからおもしろいのである。
寺田寅彦 映画と生理 青空文庫
己の意見は当時パリイの市民が一般に懐抱してゐた意見と同じである。
THE MURDERS IN THE RUE MORGUE 病院横町の殺人犯 青空文庫
二葉亭はかつてヘルチェンやビェリンスキーに傾倒して虚無党思想についての多少の興味をも持っていたから、帝国主義を懐抱して日本の膨脹を夢見つつも頭の隅の何処かで渠らと契合していたかも知れぬが、それ以外に渠らを利用して国際的芝居を一と幕出そうとする野心が内々あったらしい。
内田魯庵 二葉亭四迷の一生 青空文庫
「王政維新」なる標語の中には、そのような地方的勢力が懐抱する真実さが、底知れぬ程満ち溢れていた。
夢野久作 東京人の堕落時代 青空文庫
先生など幸福ではあるし、得意でもあるし、これからますます自分の懐抱を実行していかれる身なんですから」こう言って、自分の田舎寺に隠れた心の動機を考えて、主僧は黯然とした。
田山花袋 田舎教師 青空文庫
未だ醒覚せざる社会主義は、独り平八郎が懐抱してゐたばかりではない。
森鴎外 大塩平八郎 青空文庫
時難にして何れの処か懐抱を披かん、日々日斜にして空く酔うて帰る。
河上肇 閑人詩話 青空文庫
僕は東京と田舎とを兼ねたる文明的混血児なれども、東京人たる鹿島さんには聖賢相親しむの情――或は狐狸相親しむの情を懐抱せざる能はざるものなり。
芥川龍之介 田端人 青空文庫
2
標準
embrace
3
標準
bosom