開放
かいほう
名詞動詞-サ変動詞-他動詞頻度ランク #3930 · 青空 513 例
標準
opening (a door, window, etc.)
文例 · 用例
此処らでの高級酒場たる酒場の中はひつそりして、客がゐないので小さな窓はみんな開放つてある。
— ――不真面目なわが心…… 『その一週間』 青空文庫
自分は幸いにここでも図書室を自由に開放してもらって、読書したりノートを取ったり、また河のメアンダーに関する小さな「仕事」をさせてもらったりした。
— 寺田寅彦 『ベルリン大学(1909-1910)』 青空文庫
そうしてこの場合、「いき」の質料因と形相因との関係が、うすものの透かしによる異性への通路開放と、うすものの覆いによる通路封鎖として表現されている。
— 九鬼周造 『「いき」の構造』 青空文庫
草原の真唯中に、何一つ被蔽物もなく全く無限の大空に向って開放された巣の中には可愛い卵子が五つ、その卵形の大きい方の頂点を上向けて頭を並べている。
— 寺田寅彦 『ゴルフ随行記』 青空文庫
しかし彼らの考えが識域の下においてまさに発酵しようとしている際に彼らがもし偶然この詩句に逢着したとしたら、そして彼らの心の窓が啓示の光に対して開放されていたとしたら、おそらく彼はデスクをたたいて立ち上がり、「ユーレーカ」を叫んだのではあるまいか。
— 寺田寅彦 『ルクレチウスと科学』 青空文庫
そしてプランクらの「感覚からの開放」という言葉が彼らの意味では正当であるとしても、われわれはこのルクレチウスの所説もまた同時に真理として認容しなければならない。
— 寺田寅彦 『ルクレチウスと科学』 青空文庫
それからかれこれ二月ばかり経つと、今度は生垣を三尺ばかり開放さしてくれろ、そうすれば一々御門へ迂廻らんでも済むからと頼みに来た。
— 国木田独歩 『竹の木戸』 青空文庫
玉突きをするのにキュー尻のほうを持つ手の手首を強直しないよう自由に開放することが必要条件である。
— 寺田寅彦 『「手首」の問題』 青空文庫
標準
opening up (e.g. to the public)