壊崩
かいほう
名詞動詞-サ変
標準
collapse
文例 · 用例
水がひくと同時に、壊崩れた家が無数だった。
— 葉山嘉樹 『海に生くる人々』 青空文庫
どこまで君には手数が掛るんだろう」と法水は眼で大袈裟な表情をしたが、「ところで支倉君、最近現われた探偵小説家に、小城魚太郎という変り種がいるんだが、その人の近著に『近世迷宮事件考察』と云うのがあって、その中で有名なキューダビイ壊崩録を論じている。
— 小栗虫太郎 『黒死館殺人事件』 青空文庫
第八篇 降矢木家の壊崩一、ファウスト博士の拇指痕 こうして、再びこの狂気双六は、法水の札を旧の振り出しに戻してしまった。
— 小栗虫太郎 『黒死館殺人事件』 青空文庫
酔ってかいほうさしてやるぞ。
— 吉行エイスケ 『スポールティフな娼婦』 青空文庫
かず枝は、もっと水上の駅にちかいほうが、淋しくなくてよい、と言った。
— 太宰治 『姥捨』 青空文庫
おかみさんは、人々にかいほうされて、やうやく正気にかへりました。
— 鈴木三重吉 『ざんげ』 青空文庫
そして、このわかいほうは、ふくれた乳ぶさからふたりのこどもたちに、あたたかいおちちを出してのませてくれて、そのくちの上にせっぷんしました。
— SNEDRONNINGEN 『雪の女王』 青空文庫
すごいギタリストがいるんだ」「なんだよ、うちの学校にそんなのいたっけ」 と態度のでかいほう、広岡という三〇四の奴がいう。
— 第1章 ローラーコースター、1966年 『45回転の夏』 青空文庫