抱擁
ほうよう
名詞動詞-サ変動詞-他動詞頻度ランク #28564 · 青空 692 例
標準
embrace
文例 · 用例
そして思ひきり彼を抱擁したく、こみあげてくる友情で胸がいつぱいになつてしまつた。
— 萩原朔太郎 『田端に居た頃』 青空文庫
物の顛覆する音と一所に、二つの抱擁體が床の上に轉がつた。
— 萩原朔太郎 『室生犀星に與ふ』 青空文庫
況んや他の一般の敵に對しては、すべて皆心から抱擁し、最も憎むべき忘恩者や裏切者でさへも、降參する以上はすべてを許して優遇した。
— 萩原朔太郎 『足利尊氏』 青空文庫
そこで二人はすつかり仲好しになり、互に「兄弟」と呼んで抱擁し、髯面をつけて接吻さへする。
— 萩原朔太郎 『酒に就いて』 青空文庫
しかし紳士は有頂天で、一瓶百フランもする酒をがぶがぶ飮ませ、おまけに自分のベッドへ無理に寢かせ、互に抱擁して眠るのである。
— 萩原朔太郎 『酒に就いて』 青空文庫
それでゐて彼の魂が詩を思ふ時、彼は乞食の中に自己の眞實の姿を見出し、漂泊のルンペンと抱擁して悲しむのである。
— 萩原朔太郎 『酒に就いて』 青空文庫
丁度、あの接待者聖ジュリアンが、單なる一時的な慈愛では爲し得ないやうな、そしてその原動力として愛、一切の愛、この世のありとあらゆる愛をもつてゐるやうな、崇高な抱擁をその者に與へてやりながら、あの癩病患者の傍に臥たやうに、君は自分と一緒に臥る覺悟が出來てゐるか?
— ライネル・マリア・リルケ Rainer Maria Rilke 『或女友達への手紙』 青空文庫
筆や鉛筆でもつて抱擁し、愛撫し、手ばなさぬやうにする、さういふ愛の絆によつてのみ、それ等のデッサンや繪は價値があるやうに思へる、とあなたは仰言られて居ましたけれど。
— ライネル・マリア・リルケ Rainer Maria Rilke 『或女友達への手紙』 青空文庫
作例 · 標準
再会した二人は、熱い抱擁を交わした。
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母親は、泣いている子供を優しく抱擁した。
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長年会えなかった友人と再会したとき、二人は自然に抱擁した。
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