胸懐
きょうかい
名詞
標準
heart
文例 · 用例
」 そう云いながら父は、彼の痩せた胸懐に顔を埋めている娘の美しい撫肩を、軽く二三度|叩いた。
— 菊池寛 『真珠夫人』 青空文庫
」 さう云ひながら父は、彼の痩せた胸懐に顔を埋めてゐる娘の美しい撫肩を、軽く二三度叩いた。
— 菊池寛 『真珠夫人』 青空文庫
風|号び雲走り、怒濤澎湃の間に立ちて、動かざること巌の如き日蓮上人の意気は、壮なることは壮であるが、煙波|渺茫、風|静に波動かざる親鸞上人の胸懐はまた何となく奥床しいではないか。
— 西田幾多郎 『愚禿親鸞』 青空文庫
大に我が胸懐に快ならず。
— 芥川龍之介 『僻見』 青空文庫
ながめ麗はしく、こころひろやかなる松浦の天地は恰も望を未来に属し、闊達の気象を修養すべきわが国民の胸懐に似たるものあり。
— 蒲原有明 『松浦あがた』 青空文庫
あゝ、自然の胸懐も一時の慰藉に過ぎなかつた。
— 島崎藤村 『破戒』 青空文庫
しかし、その他の諸将の胸懐は、依然、見てとるにむずかしい容子ばかりである。
— 第八分冊 『新書太閤記』 青空文庫
ちかいあったふたりが、きょうかいへむかったとき、上の姉はみぎがわにいて、下の姉はひだりがわにいましたが、まん中にいたハトに、ふたりとも、かたほうの目をたべられてしまいました。
— ASCHENPUTTEL 『アッシェンプッテル』 青空文庫
作例 · 標準
君のその純粋な気持ちは、私の胸懐に深く刻まれたよ。
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遠い昔の思い出が蘇り、胸懐に熱いものがこみ上げてきた。
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彼はどんな困難にも立ち向かう、鋼のような胸懐の持ち主だ。
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