心中
しんちゅう
名詞頻度ランク #13419 · 青空 2387 例
標準
one's heart
文例 · 用例
彼は朝顔の花のやうに夏の朝、感じてゐるが、それは彼の心中、形なき歌ともなるが、彼が声を出して歌つてゐるのをみたものはない。
— 中原中也 『青年青木三造』 青空文庫
無理心中という古くさい概念を、そろそろとからだで了解しかけて来た矢先、私は手ひどくはねつけられ、そうしてそれっきりであった。
— 太宰治 『ダス・ゲマイネ』 青空文庫
私は、「親子心中」をする人たちの、その直前の心理を考へてゐたことに気がついた。
— 葉山嘉樹 『氷雨』 青空文庫
親子心中を一日延ばすために、飲んだとなると、効き目が一寸あらたか過ぎる。
— 葉山嘉樹 『氷雨』 青空文庫
「心中ぢやないから」と云つて斷わる。
— 寺田寅彦 『伊香保』 青空文庫
それを見ている翁は、心中それほどの苦悩もないのだが、眼だけでも峯の愁いに義理を感じて、憂げに伏せてはまた開くのであった。
— 岡本かの子 『富士』 青空文庫
「私たちは一度心中の相談をしたことがあったのさ。
— 岡本かの子 『老妓抄』 青空文庫
「いつ死のうかと逢う度毎に相談しながら、のびのびになっているうちに、ある日川の向うに心中|態の土左衛門が流れて来たのだよ。
— 岡本かの子 『老妓抄』 青空文庫
作例 · 標準
彼の心中には、深い悲しみと怒りが渦巻いていた。
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親友の心中を察し、何も言わずにただ寄り添った。
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心中穏やかならぬ気持ちで、彼は窓の外を眺めていた。
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ウィキペディア
心中 とは、本来は相思相愛の仲にある男女が双方の一致した意思により一緒に自殺または嘱託殺人すること。情死ともいう。
出典: 心中 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0