囲う
かこう
動詞-五段-ウ行動詞-他動詞
標準
to enclose
文例 · 用例
短い秋を見限ってテラスの真ん中の丸暖炉と、角隅を囲う硝子屏風はもう季節の冬に対しての武装だ。
— ――朝と昼―― 『巴里のキャフェ』 青空文庫
近松秋江の『意気なこと』という短篇小説は「女を囲う」ことに関している。
— 九鬼周造 『「いき」の構造』 青空文庫
その時姉が、並んで来たのを、衝と前へ出ると、ぴったりと妹をうしろに囲うと、筒袖だが、袖を開いて、小腕で庇って、いたいけな掌をパッと開いて、鏃の如く五指を反らした。
— 泉鏡花 『若菜のうち』 青空文庫
自分を投げた男ばかりでなく、ほかにも猶ひとりの虚無僧が女を囲うように附き添っていた。
— 十五夜御用心 『半七捕物帳』 青空文庫
こゝ、これを囲うたアる家と違いまんのか」と小指を出したということだ。
— 織田作之助 『俗臭』 青空文庫
もとよりその頃は既に身うけされて、朝鮮の花街から呼び戻され、川那子家の御寮人で収まっていたお千鶴は、「――ほかのことなら辛抱できまっけど、囲うにこと欠いて、なにもわての従妹を……」 と、まるで、それがおれのせいかのように、おれに食って掛った。
— 織田作之助 『勧善懲悪』 青空文庫
縁側に出て見ると小庭を囲う低い土塀を越して一面の青田が見える。
— 寺田寅彦 『竜舌蘭』 青空文庫
と見ると哀しき寝台を囲うて、左の方に、忍び姿で、粛然として山の井医学士。
— 泉鏡花 『式部小路』 青空文庫
作例 · 標準
キャンプファイヤーの火をみんなで囲うと、自然と会話が弾む。
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イノシシの被害を防ぐため、畑を頑丈な柵で囲う必要がある。
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囲碁では、相手の石を自分の石で囲うと取ることができる。
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地図上の目的地を赤いペンで囲って、見やすくしておいた。
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標準
to shelter (e.g. a criminal)
作例 · 標準
彼は友人を信じ、警察に追われる彼を自宅に囲う決意をした。
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組織の不正を知った内部告発者を、ジャーナリストが安全な場所に囲った。
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彼女は傷ついた野良猫を保護し、回復するまで家で囲うことにした。
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標準
to keep (e.g. a mistress)
作例 · 標準
彼は若い頃から才能のある芸術家をパトロンとして囲っていた。
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その実業家は、何人もの女性を別宅に囲っていると噂されている。
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昔の日本では、裕福な旦那が芸者や舞妓を囲うという文化があった。
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標準
to store (vegetables, fruit, etc.)
作例 · 標準
冬に備えて、収穫した大量の白菜を蔵で囲っておく。
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祖母は、庭で採れた野菜を土の中に埋めて冬の間囲っておく知恵を持っていた。
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昔の商人は、米価が上がるのを見越して大量の米を買い占め、蔵に囲っていた。
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標準
to protect
作例 · 標準
城は高い城壁と深い堀で囲われており、難攻不落を誇っていた。
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SPたちは、少しでも怪しい動きがあればすぐに要人を囲うように訓練されている。
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そのダイヤモンドは、厳重なセキュリティシステムに囲われた金庫に保管されている。
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