下行
かこう
形容動詞名詞
標準
descending
文例 · 用例
また平調より神仙を経て盤渉に至る旋律の下行運動にあっても、神仙の位置に同様の関係が見られる。
— 九鬼周造 『「いき」の構造』 青空文庫
矢来下行き電車に乗って、理研前で止めてもらおうとしたが、後部入り口の車掌が切符切りに忙しくてなかなか信号ベルのひもを引いてくれない。
— 寺田寅彦 『破片』 青空文庫
近間に大な建築の並んだ道は、崖の下行く山道である。
— 泉鏡花 『日本橋』 青空文庫
下行く群は、眞綿の松葉をちら/\と引き、上を行く群は、白銀の針をきら/\と飜す……際限もなく、それが通る。
— 泉鏡太郎 『番茶話』 青空文庫
これに悚然とした状に、一度すぼめた袖を、はらはらと翼のごとく搏いたのは、紫玉が、可厭しき移香を払うとともに、高貴なる鸚鵡を思い切った、安からぬ胸の波動で、なお且つ飜々とふるいながら、衝と飛退くように、滝の下行く桟道の橋に退いた。
— 泉鏡花 『伯爵の釵』 青空文庫
下行くと穴穿りいゆき。
— 長塚節 『長塚節歌集 上』 青空文庫
此に悚然とした状に、一度すぼめた袖を、はら/\と翼の如く搏いたのは、紫玉が、可厭しき移香を払ふとともに、高貴なる鸚鵡を思ひ切つた、安からぬ胸の波動で、尚ほ且つ飜々とふるひながら、衝と飛退くやうに、滝の下行く桟道の橋に退いた。
— 泉鏡花 『伯爵の釵』 青空文庫
言語は流水の如きものであつて必ず變遷する、そこで之を文語として固めてしまふと云ふと、池水のやうになつて腐る、それが腐つてしまふと云ふと、初め排斥せられた方言が何處かに殘つて居て、下行水と云ふやうな風に、何處かに殘つて居つて、そのものが何時か頭を持上げて革命的に新しい文語が起つて來る。
— 森鴎外 『假名遣意見』 青空文庫
作例 · 標準
精密検査の結果、下行大動脈に瘤が見つかり、すぐに入院することになった。
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最新のレポートでは、景気動向指数が下行局面に入ったことが示唆されている。
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下行結腸のあたりに、数日前から差し込むような鈍い痛みを感じる。
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ウィキペディア
下行(げぎょう)とは、前近代の日本において上位者が下位者に対して米や銭などの物資を与えること。江戸時代には与えられた物資そのもののことを指す場合もあった。
出典: 下行 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0