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花香

かこう
名詞
1
標準
fragrance of flowers
文例 · 用例
蘭氣新酌に添ひ、花香別衣を染むといへる蘭氣はそれである。
幸田露伴 努力論 青空文庫
これ等の香気は明らかに動物の生殖慾の亢昂時に成り立つところのジャ香(ジャコウジカより得られる香料)やショウ香(ノロジカより得られる香料)や、植物の交精時に発する薇薔花香・百合花香・菫花香・ヘリオトロープ花香・茉莉花香等とは異なったものである。
幸田露伴 努力論(現代訳) 青空文庫
「蘭気新酌に添い、花香別衣を染める」という蘭気はそれである。
幸田露伴 努力論(現代訳) 青空文庫
酒気や花香が隠せない様に、心の徳は密であっても、顕れないで止むものでは無い。
幸田露伴 悦楽(現代訳) 青空文庫
この者も持呪者のために一切の要物を持ち来り、不快な物を除け去り、宅舎を将ち来り掃灑し、毒害も及ぶ能わざらしめるなど至極重宝だが、持呪者食時ごとに、まず飲食をこれに与え、また花香|花鬘等を一日欠かさず供えずば、隠れ去って用を為さぬとある。
田原藤太竜宮入りの話 十二支考 青空文庫
その一なる瞻蔔迦の花香|能く人心を蕩かす。
馬に関する民俗と伝説 十二支考 青空文庫
のみならず展べ紙の左|端に、何やら、べっとりと油じみた汚みのあとがありましたので、試みにその匂いを嗅いでみると、これが浅ましい事にはあまり上等でない梅花香の汚みでした。
旗本退屈男 旗本退屈男 第一話 青空文庫
のみならず展べ紙の左端に、何やら、べっとりと油じみた汚みのあとがありましたので、試みにその匂いを嗅いでみると、これが浅ましい事にはあまり上等でない梅花香の汚みでした。
旗本退屈男 旗本退屈男 第一話 青空文庫
作例 · 標準
「いい花香ね。どこかでクチナシが咲いているのかしら」と彼女は足を止めた。
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春の柔らかな風に乗って、庭園の沈丁花から甘い花香がふんわりと漂ってきた。
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花香に誘われて集まってきたアゲハ蝶が、キンモクセイの周りを優雅に舞っている。
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2
標準
flowers and incense (given as a Buddhist offering)
作例 · 標準
月命日には欠かさず仏壇に新しい花香を捧げ、亡き両親に近況を報告する。
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法要の準備として、格式高い寺院でも使われる上質な花香をあらかじめ揃えておく。
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古刹の堂内には、長い年月をかけて染み付いた花香の香りが厳かに満ちている。
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