囲い
かこい
名詞頻度ランク #17513 · 青空 448 例
標準
enclosure
文例 · 用例
半分に焼けた大きな栗の木の根もとに、草で作った小さな囲いがあって、チョロチョロ赤い火が燃えていました。
— 宮沢賢治 『種山ヶ原』 青空文庫
いままでソファの底に沈んで、情婦のつくってくれたあたたかいラム・パンチをのんでいた田村英介氏は四家フユ子のデコルテの紊れに強い感情を乱されて、――おまい、僕と別れたいんだろう――――ノン、あなたが妾を囲いものにするからさ。
— 吉行エイスケ 『職業婦人気質』 青空文庫
夏休みに帰省中、鏡川原の納涼場で、見すぼらしい蓆囲いの小屋掛けの中でであった。
— 寺田寅彦 『映画時代』 青空文庫
落葉松の林中には蝉時雨が降り、道端には草藤、ほたるぶくろ、ぎぼし、がんぴなどが咲き乱れ、草苺やぐみに似た赤いものが実っている、沢へ下りると細流にウォータークレスのようなものが密生し、柵囲いの中には山葵が作ってある。
— 寺田寅彦 『浅間山麓より』 青空文庫
「そこで、その怪談の主人公の女というのは、以前は西川|伊登次という看板をかけていた踊りの師匠で、今では高山という銀座役人の囲いものになって、牛込の赤城下にしゃれた家を持って贅沢に暮らしている。
— むらさき鯉 『半七捕物帳』 青空文庫
そのお気に入りの囲い者ですから、伊登次も今は本名のお糸になって、表がまえはともかくも、内へはいってみると実にびっくりするような立派な家に住んでいるという訳で、旦那の高山は三日にあげずに通って来る。
— むらさき鯉 『半七捕物帳』 青空文庫
そこで更に手をまわして探索すると、この仕出し屋の料理番をしている富蔵という小粋な若い奴が、高山の囲い者のお糸と出来合っていることを探り出しました。
— むらさき鯉 『半七捕物帳』 青空文庫
まさかに囲い者と痴話喧嘩をしたわけでもあるめえ。
— むらさき鯉 『半七捕物帳』 青空文庫
作例 · 標準
畑の周りに動物が入らないように囲いを作った。
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子供が落ちないようにベランダに囲いを設けた。
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あの家の庭の囲いは、とても立派だ。
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標準
storage (of fruit, vegetables, etc.)
作例 · 標準
冬に備えてジャガイモの囲いをする。
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囲いをしておけば、りんごは春まで持つだろう。
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「この大根、囲いとく?」と祖母が聞いた。
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標準
partitioned area of a room for conducting tea ceremonies
作例 · 標準
茶室の囲いで静かに一服いただく。
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囲いのしつらえは、亭主の美意識が表れる。
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お茶の先生が囲いの中で作法を教えてくれた。
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標準
mistress
作例 · 標準
昔の小説では、金持ちが囲いを置く話が多い。
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彼は奥さんの他に囲いを抱えていたと噂されている。
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「まさか、あの人が囲いを持っていたなんて!」と彼女は驚いた。
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標準
castle
作例 · 標準
戦国時代の武将たちは堅固な囲いを築いた。
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あの山には古い囲いの跡が残っている。
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敵の攻撃から身を守るため、人々は囲いの中に逃げ込んだ。
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ウィキペディア
囲い(かこい)は、将棋において玉将を守る陣形である。
出典: 囲い — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0