覆う
おおう
動詞-五段-ウ行動詞-他動詞頻度ランク #14503 · 青空 1454 例
標準
to cover
文例 · 用例
瞳の上を覆う角膜はいつも涙をためたように光っている。
— 岡本かの子 『巴里の唄うたい』 青空文庫
自分は泣く泣く砂礫を拾って、裸骨へ根気よく肉と皮を覆うた。
— 岡本かの子 『富士』 青空文庫
胸に覆うてある単物のある点がいくらか動いておって、それが呼吸のために動くように思われてならぬ。
— 伊藤左千夫 『奈々子』 青空文庫
娘、突然激しく感動したる様子にて両手にて顔を覆う。
— ライネル・マリア・リルケ Rainer Maria Rilke 『家常茶飯』 青空文庫
空はリキュール酒のようなあまさで、夜の街を覆うと、絢爛な渦巻きがとおく去って、女の靴の踵が男の弛緩した神経をこつこつとたたいた。
— 吉行エイスケ 『女百貨店』 青空文庫
苫を且つ覆うて、薄の穗も靡きつゝ、旅店の午は靜に、蝉も鳴かない。
— 泉鏡太郎 『十和田の夏霧』 青空文庫
宗吾郎は、笠で自分の顔を覆うて、渡し舟に乗る。
— 太宰治 『父』 青空文庫
ところが積極的誤解となると、手を尽すか探すかすれば、正解に達し得られるものをいい加減にして置くか、感情に左右されて軽忽に実情を覆う誤解であります。
— 岡本かの子 『仏教人生読本』 青空文庫
作例 · 標準
例句