幻辞.com

歌稿

かこう
名詞
1
標準
manuscript of poem
文例 · 用例
この書を読みて俄かに往時の恋しさ堪へがたく、漸やく探し出したる少年時代の歌稿文稿またこの机上に堆かく積まる。
石川啄木 閑天地 青空文庫
労れたわけではなかったが、私は湖に着くまでにS―君の持って来た歌稿を見てあげようと思ったのであった。
若山牧水 みなかみ紀行 青空文庫
この「新万葉集」のために歌稿をよせた作者の数は一万八千人であった。
宮本百合子 今日の文学の展望 青空文庫
地面にじかに投げ出されたものの中には、塩瀬の奇麗な紙入だの、歌稿などが、夜露にしめった様にペショペショになってある。
宮本百合子 盗難 青空文庫
彼は倉皇と振り返る暇にも、ちょうどそこにあった辞書の下に、歌稿を隠す事を忘れなかった。
芥川龍之介 お律と子等と 青空文庫
泊翁全集や母上の歌稿やらをかり、午後行って、目録の中から入用と思う本をさがす。
一九二二年(大正十一年) 日記 青空文庫
○ 自分の長崎時代の歌、即ち大体大正七年八年九年の歌は、アララギ、大阪毎日新聞、大阪朝日新聞、長崎日日新聞、雑誌紅毛船、雑誌アコウ等にたまたま載つたもの以外は、未定稿のものをも交へて手帳に控へ、一部は歌稿として整理してあつたものが、大正十三年の火難に際して焼失してしまつた。
斎藤茂吉 つゆじも 青空文庫
「松が枝」とは、その庭の植樹から思いついて、半蔵が自分の歌稿の題としているくらいだ。
第一部下 夜明け前 青空文庫
作例 · 標準
亡き祖母の遺品を整理していたら、桐の箱から未発表の歌稿が大量に出てきた。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
歌稿の余白には、何度も言葉を選び直した形跡として無数の書き込みがある。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
文芸誌の付録として、夭折した歌人の若かりし頃の肉筆歌稿が特別公開された。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview