忌諱
きき異読 きい
名詞動詞-サ変動詞-他動詞動詞-自動詞頻度ランク #13879 · 青空 42 例
標準
displeasure
文例 · 用例
僕たちは当局の忌諱に触れるような映画も憚りなく作って、そして会員ばかりでこっそりと見て娯しむことが出来ます。
— 渡辺温 『十年後の映画界』 青空文庫
それは奥州鎮護の大任を全うするに付けては剛勇の武士を手下に備えなければならぬ、就ては秀吉に対して嘗て敵対行為を取って其|忌諱に触れたために今に何の大名にも召抱えられること無くて居る浪人共をも宥免あって、自分の旗の下に置くことを許容されたい、というのであった。
— 幸田露伴 『蒲生氏郷』 青空文庫
これも間接に山城河岸の父子をして忌諱を知らしむる媒となったであろう。
— 森鴎外 『細木香以』 青空文庫
ただ忌諱に触れていた連中は、捕えられた。
— 菊池寛 『小田原陣』 青空文庫
予の寡聞を以てしても、甲教師は超人哲学の紹介を試みたが為に、文部当局の忌諱に触れたとか聞いた。
— 薄田泣菫 『艸木虫魚』 青空文庫
艶書、バイオリン弾奏、文学書閲読、遊廓散歩等の悪事を発いて制裁を加へる一味の不良正義党が学生間に自づと組織されて、彼はその党の一員だつたが、彼等のその他の生活は悉く当局の忌諱に触れることばかりで、その方面では彼は煽動的張本人であつた。
— 牧野信一 『貧しき日録』 青空文庫
それは、かつて『平民新聞』に記載したクロポトキン翁の「青年に訴う」というのが政府の忌諱にふれたので、先月の末に東京地方裁判所で、秩序壊乱の廉とかによって軽禁錮一カ月半の宣告を下されたのであります。
— 大杉栄 『お別れ』 青空文庫
石川達三の小説が軍事的な意味から忌諱に触れたのもこの年の始めであった。
— 宮本百合子 『昭和の十四年間』 青空文庫
作例 · 標準
独裁政権下の厳しい検閲制度では、時の権力者が忌諱する特定の単語を公に口にすることは許されなかった。
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彼は自分の暗い過去に触れられることを激しく忌諱し、親しくなろうとする周囲の人間を頑なに遠ざけている。
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「お祝いの席でそんな縁起の悪い話をするなんて、この家では忌諱されるからやめておきなよ」
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伝統と形式を重んじるその一族にとって、身分の差を無視した自由な振る舞いは忌諱の対象でしかなかった。
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