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嫌忌

けんき異読 けんぎ
名詞動詞-サ変動詞-他動詞
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文例 · 用例
字を書くことの上手な人はこういう機会に存分に筆を揮って、自分の筆端からほとばしり出る曲折自在な線の美に陶酔する事もあろうが、彼のごとき生来の悪筆ではそれだけの代償はないから、全然お勤めの機械的労働であると思われる上に、自分の悪筆に対する嫌忌の情を多量に買い込まされるのである。
寺田寅彦 年賀状 青空文庫
君のあらゆる生活は、君自身に對する嫌忌と克服によつて一貫してゐる。
萩原朔太郎 室生犀星に與ふ 青空文庫
君の如き極端な自己嫌忌者は、君の知る世界に於ては殆んど居ない。
萩原朔太郎 室生犀星に與ふ 青空文庫
眞暗な自己嫌忌に囚はれながら、それでも念のためにもう一度|歩廊の時計を見た。
萩原朔太郎 大船驛で 青空文庫
』 疑ひの起つた刹那からして、自己嫌忌の念は變じて憤怒と憎惡に身ぶるひした。
萩原朔太郎 大船驛で 青空文庫
實際醉中にしたすべての行爲は、破倫といふほどのことでなくとも、自己嫌忌を感じさせるほどに醜劣である。
萩原朔太郎 酒に就いて 青空文庫
彼は自殺用のピストルをいぢりながら、昨夜の馬鹿氣た行爲を後悔し、毒蛇のやうな自己嫌忌に惱まされる。
萩原朔太郎 酒に就いて 青空文庫
何かしら人間の進化の道程をさかのぼった遠い祖先の時代の「記憶」のようなものがこの理由不明の畏怖|嫌忌と結びついているのではないかという疑いが起こし得られる。
寺田寅彦 自由画稿 青空文庫
作例 · 標準
最近、柴田錬三郎の短編集『剣鬼』を読んだんだ。
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『剣鬼』の1965年の映画化作品は、時代劇映画の傑作です。
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『剣鬼』の主人公は、暗い過去を持つ剣の達人だ。
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