煕々
きき
形容詞-たる副詞-と頻度ランク #13879 · 青空 6 例
標準
relaxed and enjoyable
文例 · 用例
煕々として照っていた春の陽はいつか烈しい夏の光に変り、澄んだ秋空を高く雁が渡って行ったかと思うと、はや、寒々とした灰色の空から霙が落ちかかる。
— 中島敦 『名人伝』 青空文庫
背を過去に向けた上は、眼に映るは煕々たる前程のみである。
— 夏目漱石 『虞美人草』 青空文庫
又|尊験の煕々たる事此一を以て知るべし。
— 鈴木牧之編撰 『北越雪譜』 青空文庫
それでクリストフが毎朝、引きしめようと努めながらもやはり煕々とした顔つきで劇場へやって来ると、異様な微笑を浮かべてその打ち明け話を迎えるのであった。
— JEAN-CHRISTOPHE 『ジャン・クリストフ』 青空文庫
煕々たる春光の中を飛ぶ蝶の姿が、ありありと眼に浮んで来るような気がする。
— 柴田宵曲 『古句を観る』 青空文庫
ああ、われのみの、われのみの聖なる遊戲、知るひととてもありやなしや、怒れば足深空に跳り、その靴もきらめききらめき、涙のみくちなはのごとく地をはしる。
— 萩原朔太郎 『光る風景』 青空文庫
僕と節野とは、教室で可なり口をきき合つたのであり、一緒に酒場なぞにも行つた男であるが、それでも彼の昼間通つてゐる日本大学の同級生が其の場に来合せたりすると、その方が主になるのである。
— 中原中也 『三等車の中(スケッチ)』 青空文庫
もみぢ萩原朔太郎霜つききたり木ぬれをそむるとおもひしものを庭にあづまやの遠見をそめうすべにさせる魚をそめわかるるきみのくちをそめ
— 萩原朔太郎 『もみぢ』 青空文庫
作例 · 標準
春の陽光が降り注ぐ広場で、煕々たる表情を浮かべた老人たちが談笑しながらお茶を楽しんでいる。
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煕々として和やかな笑い声が、収穫祭を明日に控えた村の至る所から聞こえてくる。
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「そんなに煕々としてどうしたの? ずっと欲しかった限定版のゲームでも手に入ったのかい?」
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標準
spacious
作例 · 標準
煕々たる平原が地平線の先まで続き、遮るもののない空には巨大な入道雲が湧き上がっている。
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高層ホテルのスイートルームからは、煕々とした都会のパノラマ夜景を一望することができた。
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「煕々たる大広間に千人の門下生が整列する光景は、まさに圧巻の一言に尽きるよ。」
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標準
heavily trafficked
作例 · 標準
熙々として往来が絶えない新宿駅の構内を、人波に飲まれないよう足早に出口へ向かう。
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初詣の時期、熙々たる人出で賑わう参道には、威勢の良い掛け声と屋台の香ばしい匂いが漂う。
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「休日の歩行者天国はいつも熙々としていて、のんびり銀ブラを楽しむのも一苦労だね。」
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