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鬼気

きき
名詞頻度ランク #40798 · 青空 236
1
標準
ghastly
文例 · 用例
中の湯あたりから谷が迫つて景色が峻しく荒涼な鬼気を帯びて来る。
寺田寅彦 雨の上高地 青空文庫
中の湯あたりから谷が迫って景色が峻しく荒涼な鬼気を帯びて来る。
寺田寅彦 雨の上高地 青空文庫
天プラや、すしなどがあんなに恐ろしい鬼気をもって人に迫り得るという事を始めてこの画から教えられる。
寺田寅彦 二科会その他 青空文庫
また映画ではここでびっこの小使いが現われ、それがびっこをひくので手にさげた燭火のスポットライトが壁面に高く低く踊りながら進行してそれがなんとなく一種の鬼気を添えるのだが、この芝居では、そのびっこを免職させてそれを第二幕の酒場の亭主に左遷している。
寺田寅彦 自由画稿 青空文庫
遥かに瞰下す幽谷は、白日闇の別境にて、夜昼なしに靄を籠め、脚下に雨のそぼ降る如く、渓流暗に魔言を説きて、啾々たる鬼気人を襲う、その物凄さ謂わむ方なし。
泉鏡花 妖僧記 青空文庫
いい知れぬ鬼気がウッスリと室に満ちた。
夢野久作 あやかしの鼓 青空文庫
汗で長髪を額にねばり付かせ、けらけら笑って立って居る氏に私は白昼の鬼気を感じた。
岡本かの子 鶴は病みき 青空文庫
日中なれども暗澹として日の光|幽に、陰々たる中に異形なる雨漏の壁に染みたるが仄見えて、鬼気人に逼るの感あり。
泉鏡花 妖怪年代記 青空文庫
作例 · 標準
鬼気迫る表情で指揮台に立った彼は、タクトを一閃させてオーケストラの全神経を研ぎ澄ませた。
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山奥の廃村に漂う鬼気とした静寂に耐えきれず、探索チームは予定を切り上げて下山することにした。
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「うわっ、あのピッチャーの執念深いマウンド捌きは、見ていて鬼気を感じるほどの迫力だね。」
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