不祥
ふしょう
形容動詞名詞
標準
disgraceful
文例 · 用例
ただこのごろの新聞紙上をにぎわすようないろいろの不祥な社会的現象は、それが大本教事件でも宝塚事件でも、すべてが直接これらの事件とはなんの関係もない南海の村落でこの「ナンモンデー」の廃止された事とどこかで連関していて、むしろそれの当然の帰結であるような気がする。
— 寺田寅彦 『田園雑感』 青空文庫
家庭の不祥事や、事業の失敗や、時としては当人には何の責任もない災厄までも含まれているようである。
— 寺田寅彦 『厄年と etc.』 青空文庫
さて、それほどに事柄が明白ならば、一体どうして、そんな不祥な問題が発生し得るか。
— 寺田寅彦 『学位について』 青空文庫
結局は、やればやり得る学位を、無用な狐疑や第二義的な些末な考査からやり惜しみをするということが、こういう不祥事やあらゆる依怙沙汰の原因になるのである。
— 寺田寅彦 『学位について』 青空文庫
学位に関するあらゆる不祥事を無くする唯一の方法は、惜しまず遠慮なく学位を授与することである。
— 寺田寅彦 『学位について』 青空文庫
そして結局何かしら不祥な問題でも起してやはり汚名を後生に残したかもしれない。
— 寺田寅彦 『断片(2)』 青空文庫
幸いにまもなく正気づきはしたが、とにかくこれがちょうど元旦であったために特に大きな不祥事になってしまったのである。
— 寺田寅彦 『自由画稿』 青空文庫
悪く言えば「要領よくごまかす」というはなはだ不祥なことが、よく言えば一つの交響楽の演奏をするということにもなりうる。
— 寺田寅彦 『「手首」の問題』 青空文庫