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あい
名詞頻度ランク #24265 · 青空 691
1
標準
pity
文例 · 用例
……2恋人よ、そのしげな歌をやめてよ、おまへの魂がいらいらするので、そんな歌をうたひだすのだ。
中原中也 寒い夜の自我像 青空文庫
其処に月光的な悲が漂つてゐた。
中原中也 思ひ出す牧野信一 青空文庫
雨の降る日(兄のうたへる)萩原朔太郎雨の降る日の縁端にわが弟はめんこ打つめんこの繪具うす青くいつもにじめる指のさき兄もしくなりにけり雨の降る日のつれづれに客間の隅でひそひそとわが妹のひとり言なにが悲しく羽根ぶとん力いつぱい抱きしめる兄も泣きたくなりにけり
萩原朔太郎 雨の降る日 青空文庫
みよ兄は手に水桃をささげもち、いつさんにきみがかたへにしたひよる、この東京の日くれどき、兄の戀魚は青らみてゆきて、日毎にいたみしたたり、いまいきもたえだえ、あい子よ、ふたりしき日のしたに、ひとしれず草木の種を研ぐとても、さびしきはげに我等の素脚ならずや。
萩原朔太郎 幼き妹に 青空文庫
あまりにしく、きのふきみのくちびる吸ひてきずつけ、かへれば琥珀の石もて魚をかこひ、かの風景をして水盤に泳がしむるの日、遠望の魚鳥ゆゑなきに消え、塔をきづくの額は研がれて、はや秋は晶玉の死を窓にかけたり。
萩原朔太郎 感傷の塔 青空文庫
月蝕皆既萩原朔太郎みなそこに魚の傷、われに涙のいちじるく、きみはきみとて、ましろき乳房をぬらさむとする。
萩原朔太郎 月蝕皆既 青空文庫
永日和讚萩原朔太郎ひとのいのりはみなみをむき、むぎはいつしん、うをはいつしん、われはしんじつ、そらにうかびて、ゆびとゆびとしみつれ、たましひはねもごろにほとけをしたふ。
萩原朔太郎 永日和讚 青空文庫
それは夢多かりし幼時を過ごしたフランドルの愁にも因るのであらう。
中原中也 デボルド―※ルモオル 青空文庫
作例 · 標準
人生の悲を噛み締めながら、独り夜の街を歩く。
彼の瞳には、言葉では言い表せない深いしみが湛えられていた。
喜怒楽の激しい性格だが、人一倍同情心が強い。
古いアルバムを開くと、過ぎ去った日々への愁が込み上げてくる。