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哀愁

あいしゅう
名詞頻度ランク #18944 · 青空 526
1
標準
pathos
文例 · 用例
それは夢多かりし幼時を過ごしたフランドルの哀愁にも因るのであらう。
中原中也 デボルド―※ルモオル 青空文庫
然しかうして今私は峠の途中に蹲んでゐて、まことにしみじみとした気持だし、それとなく此の世の、何といはうか哀愁が思ひ遣られもするのだ。
中原中也 深夜の峠にて 青空文庫
莟みの集団の下から、房になった黄色い四弁花が、いま電燈の蒼い光にきらびやかに匂っている、茎は一皮下には、青い血が通っているのではないかと思われるほど透き通って、有らゆる春の緑の中で、最も練り抜かれた緑である、見つめていると、早春の名残といったような淡い哀愁に加えて、物の末期の惨酷を思わせる姿である。
小島烏水 菜の花 青空文庫
むしろ灰汁のある癖の多い声が向く、それに哀愁もいくらか交る。
岡本かの子 巴里の唄うたい 青空文庫
)に連れられて、歌劇の女がカカオを喫しているフランスの香のなかに哀愁的な東洋女の花を咲かしたのです。
吉行エイスケ バルザックの寝巻姿 青空文庫
彼は何故とも知らぬ哀愁を感じてうなだれる。
吉行エイスケ 地図に出てくる男女 青空文庫
然し、さすがにどことなく哀愁にみちた空氣。
南部修太郎 文壇球突物語 青空文庫
私はこれをひいていると、歌の文句は何も知らないのにかかわらず、いつも名状の出来ないような敬虔と哀愁の心持が胸に充ちるのを覚える。
寺田寅彦 小さな出来事 青空文庫
作例 · 標準
夕暮れ時の港町には、どこか寂しげな哀愁が漂っている。
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彼の奏でるチェロの音色は、聴く者の心に深い哀愁を刻み込んだ。
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寂れた商店街のシャッター通りを歩くと、時代の移ろいに対する哀愁を禁じ得ない。
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枯れ葉が舞い散る公園のベンチで一人佇む老人の後ろ姿には、言いようのない哀愁が滲んでいた。
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ウィキペディア曖昧さ回避

哀愁(あいしゅう) 哀愁 (映画) (原題:Waterloo Bridge) - 1940年のアメリカ映画。ロバート・シャーウッドの戯曲を原作とする。 哀愁 -愛の追想- - 宝塚歌劇団のミュージカル。上記映画と同じ原作による。 哀愁 (随筆) - 川端康成の1947年に発表された随筆。敗戦後の日本の悲しみを綴った作品。 哀愁 (MUCCのアルバム) - MUCCのミニ・アルバム。 哀愁 (水原弘の曲) - 水原弘のシングル曲。 哀愁 (葵三音子の曲) - 葵三音子のシングル曲。テレビドラマ『必殺仕置屋稼業』主題歌。

出典: 哀愁 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0