悲哀
ひあい
名詞頻度ランク #26055 · 青空 1614 例
標準
sorrow
文例 · 用例
其処に月光的な悲哀が漂つてゐた。
— 中原中也 『思ひ出す牧野信一』 青空文庫
日本が西洋臭くなり日本の文化や風俗やが、日々にますます欧米化して来ることは、ヘルンにとって忍びがたい悲哀であった。
— 室生犀星と佐藤春夫の二詩友を偲びつつ 『小泉八雲の家庭生活』 青空文庫
毎日経よむと墓を弔いするで、よろこぶの生きるです』『あなた、ほかの世、坊さんと生れて下さい』『ああ、私願うです』 人間よりも、虫や鳥の方が幸福だと言ったヘルンは、人生について、悲哀の外の何物をも知らなかった。
— 室生犀星と佐藤春夫の二詩友を偲びつつ 『小泉八雲の家庭生活』 青空文庫
寺の住持になって世を隠遁し、読経と墓掃除に余生を送りたいといった彼の言葉は、決して一時の戯れではなく、彼の心の無限の悲哀を告白した言葉であった。
— 室生犀星と佐藤春夫の二詩友を偲びつつ 『小泉八雲の家庭生活』 青空文庫
しかもその対話の中には、いつも人生の最も悲哀な言葉が含まれていた。
— 室生犀星と佐藤春夫の二詩友を偲びつつ 『小泉八雲の家庭生活』 青空文庫
そしてその悲哀の意味を知ってるものは、世界にただ二人の、妻と良人よりなかったのである。
— 室生犀星と佐藤春夫の二詩友を偲びつつ 『小泉八雲の家庭生活』 青空文庫
愚かにも自分は、その時彼の悲哀について、眞の事情を知ることができなかつた。
— 萩原朔太郎 『芥川龍之介の死』 青空文庫
遉に現在の耕二を話題にすれば、そこに集つた人達も空想の悲哀を、茫然ながら感じないで済むものとみえて、稍々沈んだ調子で話されてゐた。
— 中原中也 『耕二のこと』 青空文庫
作例 · 標準
定年退職を迎えた父の後ろ姿には、言葉にできない悲哀が漂っていた。
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没落した名家の運命を描いたその小説は、読者に深い悲哀を感じさせる。
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喜劇王チャップリンの映画は、笑いの中に人生の悲哀が巧みに織り込まれている。
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