あい
あい
感動詞頻度ランク #3023 · 青空 1927 例
標準
yes
文例 · 用例
みよ兄は手に水桃をささげもち、いつさんにきみがかたへにしたひよる、この東京の日くれどき、兄の戀魚は青らみてゆきて、日毎にいたみしたたり、いまいきもたえだえ、あい子よ、ふたり哀しき日のしたに、ひとしれず草木の種を研ぐとても、さびしきはげに我等の素脚ならずや。
— 萩原朔太郎 『幼き妹に』 青空文庫
ああいとけなきおんみよ。
— 萩原朔太郎 『幼き妹に』 青空文庫
ああいまも想をこらすわれのうへ、またえれなのうへ、愛は祈祷となり、賭博は風にながれて、さかづきはみ空に高く鳴りもわたれり。
— 萩原朔太郎 『純銀の賽』 青空文庫
恰度まあいい具合にその時劇場から話があつて、※ルモオルは早速歌ふことを学んだ。
— 中原中也 『デボルド―※ルモオル』 青空文庫
それで不満なのだつたら、困難も出て来ない、困難だといへば文学全体が困難な俺なぞは、どうすれあいいのだ」。
— 中原中也 『心理的と個性的』 青空文庫
アンチテエゼの成立が、その成立の見透しが、甚だややこしく、あいまいになって来て、自己のかねて隠し持ったる唯物論的弁証法の切れ味も、なんだか心細くなり、狼狽して右往左往している一群の知識人のためにも、この全体主義哲学は、その世界観、その認識論を、ためらわず活溌に展開させなければなるまい。
— 太宰治 『多頭蛇哲学』 青空文庫
本当にもうこのごろは、お互い腹のさぐり合いで、十年来の友人でも、あいまいな事をちょっとだけ書いて寄こして、あなたみたいに、長い手紙を書いてはくれません。
— 太宰治 『返事』 青空文庫
私が講義のあいまあいまに大学の裏門から公園へぶらぶら歩いて出ていって、その甘酒屋にちょいちょい立ち寄ったわけは、その店に十七歳の、菊という小柄で利発そうな、眼のすずしい女の子がいて、それの様が私の恋の相手によくよく似ていたからであった。
— 太宰治 『ダス・ゲマイネ』 青空文庫
作例 · 標準
「おーい、準備はできたか」「あい、ただいま参ります」
丁稚奉還が「あい、わかりました」と元気よく返事をして走り出す。
時代劇の町娘が、父親の呼びかけに対して「あい」と短く応えた。
標準
wind that blows from north to north-east during spring and summer along the coast of the sea of Japan
作例 · 標準
日本海沿岸では、春から夏にかけて吹く北東の風を「あい」と呼ぶ。
漁師たちは「あいが吹くと海が荒れる」と言い、出航の判断に利用する。
地元の言葉で「あいの風」と呼ばれ、古くから親しまれている。