埃
ほこり異読 ホコリ
名詞頻度ランク #15412 · 青空 2377 例
標準
dust
文例 · 用例
昔私が子供の時、新宿は街道筋の宿場であつて、白く埃つぽい田舍の街路が續いて居た。
— 萩原朔太郎 『悲しい新宿』 青空文庫
太陽は埃に暗く悽而たる竹藪の影人生の貧しき慘苦を感ずるなり。
— 萩原朔太郎 『氷島』 青空文庫
それにあすこの福和戸のやうながらんどうの温泉、普通の駅路の両側に家が並んだやうな温泉は、どこか埃くさい気がするのと、まとまりのない不安な気がするので、とても落付いた気分になれない。
— 萩原朔太郎 『石段上りの街』 青空文庫
煤の埃の中にして捨松ここに思ふ樣老店の主人三代の暖簾をくぐる町人は幾度同じ夢を見て繰り返したる榮落に街の繁華は見たるなり。
— 萩原朔太郎 『煤掃』 青空文庫
塵埃にくすぶった草木の葉が洗われて美しい濃緑に返るのを見ると自分の脳の濁りも一緒に洗い清められたような心持がする。
— 寺田寅彦 『やもり物語』 青空文庫
名誉や信仰の前に生命を塵埃のように軽んじたのはどこでも同じであったと見える。
— 寺田寅彦 『春寒』 青空文庫
埃つぽい制服に身を固めた「學生」といふ全然特殊の人間である。
— 太宰治 『諸君の位置』 青空文庫
牡兎はその黒い埃の中をころがり廻つた、すると彼は修道僧の風体になつてしまつた。
— 中原中也 『山間秘話』 青空文庫
作例 · 標準
長年使われていなかった部屋は、「埃」が積もっていた。
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掃除機で「埃」を吸い取り、部屋を清潔に保つ。
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「うわっ、この本、すごい「埃」だ!いつから置いてあったんだろう?」
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ウィキペディア
埃(ほこり)は、繊維から出る糸屑(綿からでる綿埃 )、毛髪、ダニ、ダニの糞、カビの胞子、フケなどが空気中に浮遊している状態や床などの隅に集まっている状態である。目に見える状態の埃を構成している物体にはたくさんの色があるが、減法混色と、埃を構成している物体と物体の間に隙間があることから、埃は人間の目では灰色に見える。
出典: 埃 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0