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往時

おうじ
名詞頻度ランク #39416 · 青空 378
1
標準
the past
文例 · 用例
たゞ水の東京に至つては、知るもの言はず、言ふもの知らず、江戸の往時より近き頃まで何人もこれを説かぬに似たれば、いで我試みにこれを語らん。
幸田露伴 水の東京 青空文庫
草より出でゝ草に入るとは武蔵野の往時の月をいひけん、今は八百八町に家相望めば、東京の月は真に家の棟より出でゝ家の棟に入るともいふべけれど、また水の東京のいと大なるを思へば、水より出でゝ水に入るともいひつべし。
幸田露伴 水の東京 青空文庫
おもふに前栽の訛にして、往時御前栽畑ありし地なりしを以てなるべし。
幸田露伴 水の東京 青空文庫
往時普門院といふ寺の鐘この淵に沈みたればこの名ありとは江戸名所図会にも載せたる伝説ながら、けだし恐らくは信ずるに足らざるの談ならん。
幸田露伴 水の東京 青空文庫
橋場といふ地名は往時隅田川に架したる大なる橋ありければ呼びならはしたりとぞ。
幸田露伴 水の東京 青空文庫
今もなほ南岸の人家に往時の船宿のおもかげ少しは残れるがなきにあらず。
幸田露伴 水の東京 青空文庫
往時聖堂文人によりて茗渓と呼ばれたるは即ち此地なり。
幸田露伴 水の東京 青空文庫
女子師範学校及び高等師範学校の下、教育博物館の所在地は往時の大学ありしところにして、今なほ大成殿その他の建築保存せられ、境内また大概旧に依りて存せらるゝを以て、塩谷宕陰二十勝記のおもかげの残れるかたも少からず。
幸田露伴 水の東京 青空文庫
作例 · 標準
例句