苦行
くぎょう
名詞動詞-サ変動詞-自動詞頻度ランク #28701 · 青空 365 例
標準
penance
文例 · 用例
興行場ではカイゼル髭を生した国王が臨席して其の昔の首洗の井戸で印度の苦行僧がサロメのヨカナンを演じていた。
— 吉行エイスケ 『孟買挿話』 青空文庫
苦行をしてめぐっているうちに盲目の眼があいたり、いざりの脚が立ったり、業病がなおったりした者があると云われている。
— 黒島傳治 『海賊と遍路』 青空文庫
だが、昔の俳人歌人の行脚といったようなことには、商買的の気味も有りましたろうが、其の中におのずから苦行的修練的の真面目な意味が何分か籠って居て、生やさしい戯談半分遊山半分ばかりでは出来無かった旅行なのでした。
— 幸田露伴 『旅行の今昔』 青空文庫
こういう墓穴のような世界で難行苦行の六日を過ごした後に出て見た尾張町の夜の灯は世にも美しく見えないわけに行かなかったであろう。
— 寺田寅彦 『銀座アルプス』 青空文庫
ベナレスの聖地で難行苦行を生涯の唯一の仕事としている信徒を、映画館から映画館、歌舞伎から百貨店と、享楽のみをあさり歩く現代文明国の士女と対照してみるのもおもしろいことである。
— 寺田寅彦 『映画雑感(3)』 青空文庫
釈尊が仏教を打ち建てられたとき、仏教の立場から当時印度に行われていた他の多くの思想宗教学派について非難攻撃をされました中に、苦行|外道(外道六師の中の一人、その名を阿耆多翅舎欽婆羅という)というのがあります。
— 岡本かの子 『仏教人生読本』 青空文庫
さて、今から二千五百年の昔、中印度、迦毘羅城に、釈迦族の王子として生れ、現実の悲哀を観じ、二十九歳にして出家せられ、六年苦行、三十五歳にして道を得られ、四十五年間説法の後、八十にして入滅せられた釈尊も、仏陀と称するのであります。
— 岡本かの子 『仏教人生読本』 青空文庫
釈迦は出離の道を求めんが為に檀特山と名くる林中に於て六年|精進苦行した。
— 宮沢賢治 『ビジテリアン大祭』 青空文庫
標準
difficult work
ウィキペディア
苦行 とは、身体を痛めつける事によって自らの精神を高めようとする宗教的行為。禁欲とも密接に関係し、主立った宗教(仏教、ユダヤ教、キリスト教、イスラム教、ヒンドゥー教、神道など)には共通して禁欲主義的な傾向が見られる。
出典: 苦行 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0