公卿
くぎょう異読 こうけい・くげ
名詞
標準
high-ranking court noble
文例 · 用例
新古今集の和歌は、亡び行く公卿階級の悲哀と、その虚無的|厭世感の底で歔欷しているところの、艶に妖しく媚めかしいエロチシズムとを、暮春の空に匂う霞のように、不思議なデカダンスの交響楽で匂わせている。
— 萩原朔太郎 『郷愁の詩人 与謝蕪村』 青空文庫
元は公卿の出ですが、子供の時から三要の手元に引取られて、坐禅学問を勉強しながら、高貴の客があるときには接待の給仕に出ます。
— 岡本かの子 『鯉魚』 青空文庫
ひょっとすると、ほんとうの公卿の娘が何かの都合でいい加減の名をいっているのかも知れねえからな。
— 女行者 『半七捕物帳』 青空文庫
ましてお公卿様などは、それはそれは甚だ窘乏に陥っておられたものだろう。
— 幸田露伴 『魔法修行者』 青空文庫
公卿にも一人くらいはこういう毅然たる人があって宜かったのである。
— 幸田露伴 『魔法修行者』 青空文庫
信長秀吉の鼻の頭をちょっと弾いたところ、お公卿様にもこういう人の一人ぐらいあった方が慥に好かった。
— 幸田露伴 『魔法修行者』 青空文庫
孩兒愚且魯、無災無難到公卿。
— 泉鏡花 『聞きたるまゝ』 青空文庫
あれはお公卿様というものが貧乏なものだから、せめてあの方の嫁かれた家だけでも、お勝手許の御都合がよいようにと祈る心からであった。
— 夢野久作 『あやかしの鼓』 青空文庫
標準
three lords and nine ministers (of the ancient Chinese government)