荒行
あらぎょう
名詞
標準
asceticism
文例 · 用例
もり蕎麦は、滝の荒行ほど、どっしりと身にこたえましたが、そのかわり、ご新姐――お雪さんに、(おい、ごく内証だぜ。
— 泉鏡花 『木の子説法』 青空文庫
四十時間一睡もせずに書き続けて来た荒行は、何か明治の芸道の血みどろな修業を想わせるが、そんな修業を経ても立派な芸を残す人は数える程しかいない。
— 織田作之助 『郷愁』 青空文庫
犬鳴山では毎日滝にうたれて荒行をした。
— 田中貢太郎 『神仙河野久』 青空文庫
荒行をはじめた始めの一週間には種種な不思議なことがあった。
— 田中貢太郎 『神仙河野久』 青空文庫
清吉も近来はよほど丈夫になったと人も云い、自分もそう信じているのですが、土台の体格が孱弱く出来ているのですから、迚も刺青などという荒行の出来る身体ではない。
— 岡本綺堂 『三浦老人昔話』 青空文庫
なるだけその方のことは倹約することにして、荒行を山でやりたく出て来ました。
— 横光利一 『旅愁』 青空文庫
穢れも、荒行に似た苦しい禊ぎを経れば、除き去ることができ、また天の羽衣を奉仕する水の女の、水に潜いて、冷さに堪えたことを印象しているのである。
— 折口信夫 『水の女』 青空文庫
総て支那社会に起る暗殺、掠奪、ピス強盗の行為は、殆んど皆此等青紅幇の手に由らざるものなく、近頃市上で時々起る銭荘荒しのピス強盗の如きも大部分は彼等の荒行である。
— 国枝史郎 『さまよう町のさまよう家のさまよう人々』 青空文庫
作例 · 標準
私は毎日荒行について考えている。
荒行という言葉は日本語で重要だ。
彼は荒行の意味を理解している。
この文には荒行が含まれている。