禁欲主義
きんよくしゅぎ
名詞
標準
asceticism
文例 · 用例
昔から世界のいろいろな人種の間に行なわれた禁欲主義の根本に横たわる一面の真理に触れているとも思った。
— 寺田寅彦 『丸善と三越』 青空文庫
酒やコーヒーのようなものはいわゆる禁欲主義者などの目から見れば真に有害無益の長物かもしれない。
— 寺田寅彦 『コーヒー哲学序説』 青空文庫
禁欲主義者自身の中でさえその禁欲主義哲学に陶酔の結果年の若いに自殺したローマの詩人哲学者もあるくらいである。
— 寺田寅彦 『コーヒー哲学序説』 青空文庫
そして僕は、別に禁欲主義者ではないが、さういふ風にして得られる禁欲は、――といふよりはその基礎をなす生活ですが――それは望みを持つ我々には必要であり、大切であると思つてゐるのです。
— 島木健作 『續生活の探求』 青空文庫
少数の或る人々が、「鼬鼠が卵を吸うように憂欝を吸う」事が好きだからと云って、此の貴族共の知識的禁欲主義を民衆に強いる事は出来ない。
— 大杉栄 『新しき世界の為めの新しき芸術』 青空文庫
或時の彼は、非人間的と云うまでの禁欲主義者であり、或時の彼は力を讚美するドンフォアンである。
— 一九二〇年(大正九年) 『日記』 青空文庫
聞く所に由れば仏蘭西の中流以上の家庭は概ね今|猶数世紀前の禁欲主義的な教育を以て若い女子を家庭に閉込め、社会の悪風に感染しない様に警戒して居ると云ふ事ですが、其様な消極的な教育が子女に害を及ぼす事の多大な事は最早論ずる迄も無い事だと思ひます。
— 與謝野寛、與謝野晶子 『巴里より』 青空文庫
キリスト教の禁欲主義に社會主義的色彩をつけるのは、なによりも容易なことである。
— カール・マルクス 『共産黨宣言』 青空文庫
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禁欲主義 とは、欲望や快楽を制限または放棄することで、精神的・宗教的・倫理的な目的の達成を目指す思想および実践である。
出典: 禁欲主義 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0